
ペット系の仕事にはどんなものがある?資格や向いている人も紹介!
ペット好きや動物好きの場合、そういう仕事に就きたいと思う人もいるでしょう。
しかし、ペット系に限定して仕事を探すとなると、具体的にどのようなものがあるのかわからないという人もいるかもしれません。
本記事では、ペット系の仕事を紹介します。
資格や向いている人にも解説するので、参考にしてください。
1. ペット関連の仕事
ペット関連の仕事といえば、どのようなものを思い浮かべるでしょう。
インターネットで探せば意外と色々出てきます。
そのなかでもここで紹介するのは以下の5つです。
・トリマー
・ペットシッター
・ドッグトレーナー
・ペットショップスタッフ
・ペットホテルスタッフ
それぞれの仕事の特徴などについて解説するので、参考にしてください。
1-1. トリマー
トリマーはペットの美容師です。
犬や猫にとって、毛並みを整えることは健康につながります。
また、毛並みを見ることは健康状態のチェックにもなり、重要な仕事です。
ペット専門の美容室によっては、トリマーがペットのしつけを行うこともあります。
そういう意味では、ペット全般の管理を担っているといえるるでしょう。
なお、トリマーになるためには国家資格が必要です。
1-2. ペットシッター
ペットシッターは、飼い主の代わりに餌やりや散歩などの世話をする仕事です。
長期間の旅行で家を留守にする際、必ずしもペットを連れて行けるとは限りません。
その場合はペットシッターにお願いして、代わりにお世話をしてもらいます。
ペットシッターとしてどこかにやとわれて仕事をする場合は、資格は不要です。
しかし、独立して行う場合は資格を取得しなければいけません。
1-3. ドッグトレーナー
ドッグトレーナーは、ペット犬のしつけを行う仕事です。
マンションや団地などでは、ペット犬の鳴き声が原因のトラブルが絶えません。
必要以上に吠えないことを目的とした無駄吠え防止やトイレトレーニングなどを行います。
なお、必要な資格はありません。
ただし、正しいしつけ方を身につけていないと苦労することになるでしょう。
民間の学校や講座が開設されているので、そのようなところで勉強することをおすすめします。
1-4. ペットショップスタッフ
さまざまなペットに触れあいたいなら、ペットショップのスタッフがおすすめです。
なお、ペットショップのスタッフになるには特別な資格は必要ありません。
ただし、仕事内容は餌やりやトイレなどのお世話から、トリミングや調教まで多岐に渡ります。
単純に一般的なペットのお世話をして、飼い主にペットを引き渡すだけではないことに注意してください。
1-5. ペットホテルスタッフ
ペットホテルのスタッフとは、ペット専用のホテルに宿泊しているペットの散歩や餌やりなどをする仕事です。
ペットホテルの規模などによっては、トリミングやエステなどを行うこともあるでしょう。
特別な資格は必要ありません。
しかし、トリミングをお願いされることも多いため、資格は持っておいたほうが良いかもしれません。
2. ペット系の資格
多くのペット系の仕事では、必要な資格はありません。
無資格でも可能な仕事が多いのが特徴といえるでしょう。
しかしそのいっぽうで、ペット系の資格は豊富にあります。
絶対に必要な資格はあまり多くありませんが、持っていた方が就職で有利になるかもしれません。
ここで取り上げる主な資格は以下の4つです。
・JKC公認トリマー
・認定ペットシッター
・ドッグセラピスト
・コンパニオン・ドッグ・トレーナー
それぞれの資格の特徴などについて解説するので、参考にしてください。
2-1. JKC公認トリマー
JKC公認トリマーとは、日本国内で最大級の団体が認定する資格です。
団体は血統書の発行なども行っているため、信頼性が高いライセンスとして認識されています。
資格の取得方法は以下の通りです。
1.JKC公認の専門学校に通学する
2.JKC会員に2年以上在籍+通信講座・独学で学ぶ
3.「1.」「2.」いずれかを満たしたのち試験に合格する
なお、試験は学科だけではありません。実技も含まれるので注意してください。
2-2. 認定ペットシッター
認定ペットシッターとは、ペットシッタースクールが実施している資格です。
認定ペットシッター養成講座を受講したのち、試験に合格することで取得できます。
試験の合格率は90%と高めなので、きちんと勉強して理解度を深めれば取得できるでしょう。
なお、資格を取得するとペットショップやペットホテルのスタッフとしての就職率が高まります。
確実に就職したい場合は、取っておいたほうが良いかもしれません。
2-3. ドッグセラピスト
ドッグセラピストは、犬にストレス解消などを目的とした癒しの行為をする仕事です。
具体的にはマッサージやアロマ、遊びや声かけなどがあります。
犬のストレスが解消されることはすべて行うので、仕事内容の範囲は広いといえるでしょう。
民間資格のため、さまざまな団体や企業が資格の運営をしています。
ペットホテルではマッサージなどを行うところもあり、持っていれば就職の幅が広がるでしょう。
2-4. コンパニオン・ドッグ・トレーナー
コンパニオン・ドッグ・トレーナーは、主に家庭にいるペット犬にしつけを行う仕事です。
家庭犬と飼い主が良い関係性を保てるように橋渡しをします。
そのため、対応するのはペット犬だけではありません。飼い主に対する指導なども行います。
資格を管理しているのはNPO法人日本動物衛生看護士協会です。
境界が指定する講習会を受講したあと、試験に合格すれば資格が取得できます。
なお、試験は筆記と実技の2つです。
資格を取得すれば、ペットショップやペットホテルのスタッフとして重宝されるでしょう。
トレーナーとしても活躍できます。
3. ペット系の仕事に向いている人
ペット系の仕事には、誰もが向いているとは限りません。
「好き」を仕事にすることは容易ではないのです。
向いている人の特徴として主に下記の3つがあげられるでしょう。
・体力がある
・ペット愛と仕事を分けられる
・飼い主にも気を配れる
それぞれの特徴について解説するので、参考にしてください。
3-1. 体力がある
ペット系の仕事は、どれも体力が必要です。
体力に自信がない、疲れやすい体質などの場合は仕事に向いていないでしょう。
就職しても続かなくなる可能性が高いといえます。
具体的には立ち仕事がほとんどなので、長時間経ったままの仕事が平気な人は向いています。
また大型犬を相手にすることもあり、その場合は振り回されるようなことがない人でなければ勤まらないでしょう。
学生時代に運動部に所属していた、または普段からジムに通って運動をしているなどに当てはまる場合はペット系の仕事に就くと良いでしょう。
3-2. ペット愛と仕事を分けられる
ペットと接するのはあくまでも仕事です。
自分のペットではないため、ただ単に可愛がるだけでは不十分といえるでしょう。
例えば、ペット犬をしつけなければならないこともあります。
その場合、厳しくするのはかわいそうだという気持ちが強ければ勤まりません。
また、ペットショップのスタッフとして勤務する場合はペットは新しい飼い主のもとへ去ってしまいます。
自分のペット犬ではないので当然ですが、気持ちが追いつかないという人も実際にいるので注意してください。
いざ仕事に従事してみると、ペット愛と仕事が分けられないという人は多いのです。
仕事として割り切れる人なら、ペット系の仕事をおすすめします。
3-3. 飼い主にも気を配れる
気を配らなければならないのはペットだけではありません。
飼い主にも気持ちを向ける必要があります。
特にペットのしつけの場合は、ペットだけでは不十分です。
飼い主はこれからもペットと一緒に生活しなければいけません。
そのため、正しい接し方などを説明する必要があります。
またペットショップのスタッフとして従事している場合は、ペットとの接し方に注目したほうがよいでしょう。
飼い主として向いているかどうかをチェックすることも、必要な仕事です。
このように、ペットだけに気持ちを向けていたのでは十分とはいえません。
飼い主にも気を配れる人なら、ペット系の仕事に向いているといえるでしょう。
4. ペット好きだけでは仕事は勤まらないので注意
ペット系の仕事や資格について解説しました。
ペット好きだけでは仕事は勤まらないので注意してください。
大切なペットのためにも、飼い主にも気を配ることが重要です。
また、ペットとの距離感も考える必要があるでしょう。
仕事なのでプライベートと混同しないでください。
気持ちと意識を切り分けることが重要であることを忘れずに、望む仕事に就きましょう。