
険悪な夫婦は子供に悪影響も!一気にいい雰囲気に好転する3つのコツ
子供にとって、お父さんとお母さんは最も身近な社会で、両親の雰囲気や行動、言葉などから精神的安定を受けています。
そのため、夫婦仲が悪かったり、家での居心地が悪いと子供に悪影響を及ぼし、問題行動を起こすこともに成長してしまうことも起こってしまうのです。
夫婦仲が悪いと子供にどのような影響があるのか、子供から放たれるSOSに対してできることなど、詳しくお伝えします。
1. 夫婦仲が悪いと子どもにこんな影響がある!
夫婦仲が悪いと子供に悪影響を及ぼします。
私たち大人の世界でも、職場などでいじめや険悪な雰囲気になると、気持ちがふさがってその場に行きたくなくなりますよね。
特に子供は大人のように自由が制限されていることもあり、態度や行動がガラッと変わりやすい特徴があります。
夫婦仲が悪いと子供にどのような影響があるのか、具体的にみていきましょう。
1-1. 自己肯定感が低くなる
夫婦の問題で言い合いになったり険悪な雰囲気になったとしても、子供は「自分のせいでこうなった」と自分を責めてしまいます。
特に子供の話で険悪な雰囲気になってしまった場合、子供は敏感に反応することも。
自分のせいで両親が喧嘩していると感じると、常に夫婦の会話が気になり、自分のせいで険悪な雰囲気にならないか神経質になるリスクを伴います。
1-2. 家に帰りたくなくなり、問題行動が増える
家での雰囲気が険悪になると、帰宅が遅くなったり、夜に出かけるようになるなど問題行動が増えてきます。
大人でも険悪な雰囲気の場から離れたくなると、その場から離れて自分を守る行動を起こしますが、子供は逃げる場所が限られているため、問題行動でSOSを出します。
・帰ってくる時間が遅くなる
・連絡しても連絡が付かない
・夜に出かけることが多くなる
・交友関係が変わった
これら1つでも当てはまる場合は、家に帰りたくないため問題行動が増えていると考えられるでしょう。
2. 子どもの脳や学力にも悪影響を及ぼすことも
家庭の雰囲気が悪いと、子供はあらゆる形でSOSを出していきます。
風邪でもないのに体調不良で学校にいけなくなったり、「自分がいないときに両親が喧嘩したらどうしよう」と思い、学校に行きたがらなくなることも起こるでしょう。
その結果、不登校になり学力や交友関係に影響が出たり、常に不安に襲われてしまう脳のサイクルになるなど、子供にとって悪影響を及ぼします。
「これくらいの喧嘩なら大丈夫でしょう」と夫婦にとっては軽微な喧嘩でも、子供は敏感に反応しますので、子供の前で険悪な雰囲気を出すのは避けた方が無難でしょう。
2-1. 結婚に対する意欲がなくなる
子供の成長は、両親の雰囲気や様子が大きく影響します。
夫婦仲がよい家庭で育つと、円満な家庭の築き方やコミュニケーションの取り方を学びますが、夫婦仲が悪いと、結婚や夫婦に対していいイメージが持てません。
そのため、「険悪な関係になるなら1人でいた方が楽」と考え、結婚に対する意識がなくなることも起こるのです。
3. 夫婦仲が悪いときに子供が出すSOSサイン
夫婦仲が険悪になると、子供は必ずSOSサインを出して助けを求めます。
「子供の様子ならすぐに気が付けるよ」と思うかもしれませんが、子供のSOSサインは大人に気が疲れないように出すことが多いため、見逃してしまうことが多いのです。
夫婦仲が悪いときに子供が出すSOSサインを知って、すぐに対処できるようにしましょう。
3-1. 友達をいじめる
いつも優しかったはずの子供がいじめっ子になるのも、子供からのSOSサイン。
悪いことをして両親の気を引きたい、自分に注目が集まれば、両親が喧嘩する時間がなくなるのではないかと考えています。
「うちの子がいじめるはずなんてない!」と思うケースの裏には、夫婦仲が悪い現状が隠れていることが多いです。
3-2. 自分のことを話したがらない
今まで学校など自分のことを話してくれた子供が、急に自分のことを話さなくなるのもSOSサインの1つ。
このケースの場合、自分が両親に話したことが原因で両親が喧嘩したり、険悪な雰囲気になった場合に起こりやすいSOSです。
「自分のことを離さなければ両親は仲良くしてくれる」と考え、ふさぎこみがちになってしまいます。
3-3. 言葉使いが荒くなる
言葉使いも子供からのSOSで、荒っぽくなった自分を両親にアピールして気を引こうとしています。
または、落ちている気持ちを隠したいと思い、あえて強がっていることもあるでしょう。
この場合、「どうしたの?」と聞いても自分のことを話したがらないことがほとんどです。
しかし、粘り強く声をかけ続けると、「お母さんだけは分かってくれるかも」「お父さんなら大丈夫かも」と、心を開きやすくなります。
4. 実は簡単!夫婦仲がいい家族が心がけている3つのこと
同じ屋根の下で生活していれば、一緒にいたくない時間があったり、険悪な雰囲気になることもあるでしょう。
ですが、できれば仲良くいい雰囲気でいたいと思いますよね。
実は、夫婦仲は少しのことで一気に好転することがあり、夫婦仲がよい家庭は自然と実践していることがあります。
今すぐできる、夫婦仲がよい家庭が心がけている3つのことをお伝えします。
4-1. 日頃から感謝を伝えている
「夫婦なら言わなくてもわかるかな…」と思うことが、夫婦が険悪になってしまう入り口です。
たとえば女性目線でいえば、いつもの家事を「ありがとう」と言ってもらえるだけで心が救われたり、男性目線でいえば、「いつもお仕事お疲れ様」と一言あるだけで頑張れるといったもの。
普段の何気ないことに「ありがとう」など感謝の気持ちを伝えられるだけで、夫婦の雰囲気はいい方向に向かいます。
そのような夫婦の姿を見ていると、子供は常に周りの人への感謝の気持ちを忘れず、相手への感謝の気持ちを持って成長するでしょう。
4-2. 相手のことを尊重している
夫婦で生活をしていると、お互い自分の時間が欲しくなりますが、相手を邪険に扱ったり邪魔者扱いをすると、あっという間に険悪な雰囲気になってしまいます。
反対に、「いつもいてくれて助かってるよ」など、相手の存在を尊重してあげることで、存在意義を感じてお互いを尊重するいい関係を作ることが可能です。
夫婦がお互いを尊重する姿勢でいると、子供も相手を尊重する姿勢を自然と学び、相手を思いやる気持ちを持ち成長するでしょう。
4-3. 子どもに愚痴を言ったり八つ当たりしたりしない
子育ての悩みを相談できずもやもやしてしまったり、ストレスのはけ口を子供に向けているケースです。
「子供なら大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、子供は両親から愛のない言葉や行動には敏感に反応します。
両親から八つ当たりや愚痴などを言われることで、常にマイナスの考えが脳を占拠し、友達の悪口を言うことがコミュニケーションと勘違いしてしまうケースもあるので、注意したいところです。
5. まとめ
夫婦仲が険悪になると、子供に何らかの悪影響が及びます。
しかし悪影響が及びにくいポイントやコツを知ることで、今からでも良い雰囲気に導くことができ、子供に良い影響を与えることも可能です。
1度ふさぎこんでしまった子供の心を開くのは大変ですが、雰囲気を敏感に感じる子供だからこそ、良い雰囲気にも敏感に反応します。
子供が安心して過ごせる家庭を作るために、できることから始めてみませんか?