家族が仲悪くなる原因って何だろう?母子家庭の場合の喧嘩の要因や、絶対言ってはいけないNG発言とは?修復方法まで徹底解説!

公開日: 2023/3/31
「家族と仲が悪い」「関係を修復したいけど、どうしたら良いか分からない」

こういった悩みを抱えている中学生は決して少なくありません。

特に、母子家庭の環境で育つ子どもは

● 親子(母子)喧嘩になっても父親など家庭内で話を聞いてくれる大人が他にいない
● 親に何かあったら自分1人で生きて行かないといけないのでは?という不安
● 経済的不安(家庭状況によって)

などの問題が共通して考えられ、子どもは必然的に精神的な負担を抱えざるを得ません。

これにより、母子家庭での親子関係は、一般の核家族で育つ中学生とはまた違った悩みや親子の確執を、背負わざるを得ません。


今回は

● 親子喧嘩はなぜ起こるのか?
● 親子喧嘩でのNG発言とは?
● 仲直りする方法とは?

をテーマに取り上げ、詳細をお伝えしたいと思います。

「なぜ、喧嘩をしてしまうのか、自分でもよく分からない」といった方でも、必見の記事になっています。

是非最後までご覧ください。

1. 親子喧嘩はなぜ起こる?

まず、なぜ親子喧嘩は起こるのかについてですが、思春期ならではの反抗期や、価値観の違いゆえの衝突などが挙げられます。

これから、詳細を説明していきましょう。

1-1. 反抗期やイライラ


親子喧嘩が始まる要因として、「反抗期や理由なくイライラしてしまう」といった事が挙げられます。

親に子供扱いの口調で声をかけられイラッとしてしまった、と言う経験があなたにもあるのではないでしょうか?

なぜ些細なことでイライラしてしまうのかと言うと、それは思春期によって出てくるホルモンにあると言われています。

思春期になると体内では性ホルモンや成長ホルモンが過剰に分泌され、精神的に不安的になってしまう一因になります。

その結果、強く反抗してしまったり、理由なく攻撃的な口調になり、その結果親子喧嘩の原因になってしまう事が考えられます。

イライラして親子喧嘩が増えた、という事があれば、それは誰が悪いとかではなく、あなたのホルモンバランスのせいかも知れません。

「今イライラしてるの、ごめんね」と、自分の気持ちをお母さんに伝えてみるのも良いかもしれません。

1-2. 価値観の違い


親子喧嘩の第2の原因として、価値観の違いが挙げられます。

価値観とは、あなたがこれまで幼稚園や学校に通っていて経験した事によって形成された価値のものさしの事です。

例えば「友達が一番大事」という人もいれば「恋人が一番大事」という人もいるでしょう。

「勉強や部活が一番大事」という人もいれば「習い事に力を入れたい」という、正反対の人もいます。

価値観は簡単に言えば、その人が持つ「これは正しい」「これが1番大切」と思う考え方です。

経験してきた事や、そこで得た考え方は人それぞれ違うので、必然的に価値観も個人で違って当然。

そして、もちろん親子でも価値観が違って当たり前です。

価値観が違うことは決して悪いことではありませんが、価値観の相違を認める事ができなければ 衝突や喧嘩の原因になることもあります。

特に親子は一番衝突しやすい関係でもあるので、価値観の違いは特に親子喧嘩の原因になりやすいです。

相手の考えが、自分にとっては「信じられない!」「受け入れられない」と思う事でも、まずは 「そんな価値観や考えもあるのか」と受け止めるようにしてみるようにすれば、冷静に相手の話もきけ、素敵なコミュニケーションを築けるかも知れませんね。

2. 親子喧嘩でのNG行動とは

親子といってもお互い1人の人間なので、喧嘩であっても絶対にやってはいけない言動というのは存在します。

それは「人格否定」「他社との比較」です。なぜ、それがNG発言になるのでしょうか?

2-1. 人格否定


人格否定がどうしてダメなのか?という理由は、文字通りその人の全てを否定する行為になるからです。

「ママはダメだ!」「ママがおかしいよ!」そういった発言も、人格否定に値します。

相手を否定してしまうと、人格を形成してきたもととなった、その人の経験や家族・積み上げてきたものを、すべて否定されるほどに傷がつきます。

人格否定されたことでプライドも深く傷つけられたと感じ、何十年たっても相手の心に深い傷が残る事になります。

どれだけ激しい口調になっても、相手にも相手の人格がある事を忘れないようにしましょう。

2-2. 他者との比較


第2に挙げられるNG行為は「他者と比較」をする事です。

例えば

「あの子はゲーム買ってもらえたのに、うちは余裕無い・・」

「あの子は塾に行ってるのに、自分は行かせて貰えない。」

など一度は、お友達の家庭と自分の家庭を比べた事がある方もいるのではないでしょうか?

付き合うお友達が増えると、色んな家庭状況の話を聞く事も増えるため、比較する気持ちは当然湧いてくるものと言えます。

しかし、経済的な事など、お母さんではどうしようも無い事もあるので、それを言い争いの中で、口に出すのだけは絶対にやめましょう。

思うところが出てきても「他所の家庭は他所の家庭」「私の家庭は私の家庭」ということを忘れずにいましょう。

3. 仲直りする方法とは

親と喧嘩してしまってどうしようといった方に、伝えておきたい事があります。

それは、「仲直りする方法は必ずあります!」言うことです。

一体、どのような方法があるのでしょうか?

3-1. その日の喧嘩はその日のうちに解消させよう


少しでも謝りたい・関係を修復したいという気持ちが出てきたら、 なるべく早く、可能ならその日のうちに解消させるのが一番です。

喧嘩した後の感情は、放置すると、どんどん考えが蓄積されていくものです。

よって、時間が立てば立つほど、わだかまりが増え、仲直りのきっかけを逃しやすくなります。

その結果、お互いの心の距離が出来てしまう原因にもなります。

その日のうちに解決せず、問題を抱えたまま日付を超えてしまうのは、睡眠の妨げにもなり、精神的にも肉体的にも良くありません。

修復したい気持ちが少しでも出てきたら、お互いの為に、まずは自分から早急な対応を心がけましょう。

3-2. 軽い挨拶から距離を詰めてみよう


それでも、その日の喧嘩が解消できなかった場合は、挨拶から距離を詰める事をお勧めします。

食事や起床時は最も声掛けしやすいタイミングです。

「おはよう」「いただきます」 と、声のトーンも明るくしてみると、向こうも明るいトーンで返しやすくなり、少しだけ険悪な空気も和らいだりするものです。

そこから、関係の解消のきっかけを得られるかもしれません。

謝りたいけど、まず何を話したらいいか分からない方は、まず挨拶をきっかけに距離を詰める事から始めてみる事をお勧めします

3-3. 気分転換に外へ出かけてみよう


それでも、どうしても険悪な雰囲気を解消できなかった時は、環境を変えてみるのをお勧めします。

環境を変えるといっても、引っ越しとか、旅行といった大げさな企画をする必要はありません。

まず、学校が休みの日や、いったん帰ってきてから、外に出て、普段自分を取り巻く環境から離れ、いったん考える事をやめてみる事をお勧めします。

そうすれば、一旦気持ちがリセットしたような気持ちになり、冷静に物事を振り替える事ができます。

そこで少し気分が落ち着いたら、お母さんの買い物に自分もついて行ったりなど、親子でのお出掛けに挑戦してみても良いかもしれません。

一緒に、外で新しい服や、スーパの食品・そとの風景など何かを一緒にみる事で、声をかけるキッカケが出てくるものです。

そこで、会話をすると十分気分転換にもなります。

喧嘩によってピリピリしていたお互いの空気が和らげば、そこで改めて自分の気持ちを伝えてみるのも良いかもしれません。

4. まとめ

以上、親子喧嘩をテーマにして色々と説明してきました。

まとめると以下の通りです!

親子喧嘩は反抗期・価値観の違いにより起こりやすい
親子喧嘩で、人格否定や他者との比較は絶対にNG
仲直りする方法には、その日のうちの解消・挨拶・気分転換など

との事でした!

これからの未来のなかで、社会や学校で思う事やモヤモヤする事はたくさん出てきます。

それと同じように親子の間でもわだかまりが生じたり、仲良くなれない事もあるでしょう。

まずは「相手にも相手の価値観や人格がある」と言うことを忘れず、コミュニケーションを行っていく事が大切です。

そうする事が、円滑な人間関係や親子関係を築く第一歩となるのではないでしょうか。


これらの記事が少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。