
未経験でも占い師になれる?プロの占い師への道を紹介
SNSやアプリなどで見かける占い。
自分もできたら良いなと思う人もいるかもしれません。
しかし、占いの経験がない人にとっては、ハードルが高いと感じる人もいるでしょう。
占い師に特別な資格は必要なく、未経験からでもプロになれます。
ただし、一定の手順を踏まないと遠回りになるかもしれません。
未経験がプロの占い師になるための手順や方法などを紹介します。
将来占い師として稼ぎたいと考えている人も参考にしてみてください。
1. 占術の種類
占い師になるためには、どのような占術で行うのかを考える必要があります。
しかし、占いの勉強をしたことがない場合、どのような占術があるのかわからない人もいるでしょう。
・カード占い
・西洋占星術
・マヤ暦占い
・四柱推命
・手相占い
主に上記5つの占術について解説します。
まだ占術が決まっていない人やほかの戦術を知りたい人も参考にしてください。
1-1. カード占い
占いでポピュラーな占星術としてカード占いがあげられます。
カード占いとしてあげられる種類は一般的に以下の2通りです。
・タロットカード
・オラクルカード
タロットカードは入門セットなども多数出ており、占い初心者でも手軽に始められます。
以前は死神などの怖い印象を与えるカードが多くありました。
しかし近年では猫や天使など、かわいらしいモチーフのものも多く出ています。
一方のオラクルカードは占いに決まった方法はありません。
カード使用者のインスピレーションに頼る部分があります。
それぞれのカードにはメッセージが記載されているので、解説書を読まなくても占いができる点がメリットです。
1-2. 西洋占星術
西洋占星術とは星座と天体の位置から運勢を読み解く占術です。
それぞれの位置には意味があり、それらを覚えなければなりません。
ただし、すべての意味を覚えたからといって西洋占星術ができるのではなく、その裏に隠された意味を読み解く必要があります。
組み合わせは大変多く、充分な経験を積んで慣れなければスムーズな占いは難しいかもしれません。
1-3. マヤ暦占い
マヤ暦占いとは、古代マヤ文明で活用されていた暦を利用した占術です。
対象者の性格や本質を読み解き、そこからさらに待ち受けている運命や未来の展望などを占います。
マヤ暦では「KIN」というものを使用しますが、全部で260個あり、それぞれの意味をすべて覚えなければいけません。
そのうえで、組み合わせなどから今後の人間関係や相性などを調べます。
基本となる占い方などがあり、その基礎とKINを覚えればスムーズに占えるでしょう。
1-4. 四柱推命
四柱推命とは、陰陽五行説に基づいた中国生まれの占いです。
生年月日と生まれた時の時間によって運勢を占います。
四柱推命は膨大なデータをもとに導き出されるものであるため、統計学に近い占いです。
ほかの占いとは異なり、低注力が高く、人気が高い特徴もあります。
1-5. 手相占い
手相占いは、手に刻まれている頭脳線や生命線などをもとにその人の持つ素質や運命などを読み解く占術です。
手相はインスピレーションを必要とする占いとは異なり、さまざまな手相をもとにして「このような手相には特定の運命をたどることが多い」などのデータが蓄積されています。
手のひらに刻まれたさまざまな線やマークの意味を知ることで対象者の未来を紐とき、その的中力は高いのが特徴です。
2. 勉強方法
占いの勉強方法はさまざまです。
特定の資格があるわけではないため、勉強方法も固定されていません。
・本/無料動画などで独学
・スクールを利用
・マンツーマンレッスン
ここでは主に上記3つの勉強方法について解説します。
本格的に占いの勉強をスタートさせようとしている方は参考にしてください。
2-1. 本・無料動画などで独学
基本的にどのような占術でも、本が出ています。
初心者・中級者・上級者向けなどのパターン別に出版されているものもあり、これらを利用すれば基本的な知識は得られるでしょう。
また実際の占術方法を確認したい場合は、YouTubeを利用してください。
占術で検索をすれば、方法を解説した無料動画が出てきます。
これらを参考にすれば良いでしょう。
2-2. スクールを利用
マヤ暦や四柱推命などの場合は、専門のスクールが開講されています。
占術の基本はもちろん、応用方法やポイントなどをプロから学べるのでおすすめです。
また、スクールに通うと同じ占い師を目指す仲間ができます。
仲間同士で占えば実践を積むことも可能になり、占術方法が素早く身につくでしょう。
2-3. マンツーマンレッスン
マンツーマンレッスンもあります。
実際に占い師として活躍しているプロから占術を教えてもらう勉強方法です。
マンツーマンレッスンなら、あなたのスケジュールやペースにあった進め方をしてもらえるので、基本だけではなく応用力も身につきやすいでしょう。
3. 実績の積み方
プロの占い師になるためには、基本的な学習だけでは不十分です。
多くの人たちを占い、実践を積んでいかなければなりません。
主な実践の積み方として以下の2通りがあげられるでしょう。
・友人知人
・SNSを利用
それぞれの実践の積み方について解説するので、プロを目指す場合には参考にしてください。
3-1. 友人知人
占術を勉強したばかりの間は、友人知人を占うことから始めましょう。
友人知人なら、ある程度その人の背景や性格などがわかっているので初心者でも占いやすい利点があります。
また、どのような点がわかりやすかったのか、どの部分がわかりにくかったのかなど素直な感想も聞けるので勉強になるでしょう。
家族・友人・職場の人などのように少しずつ範囲を広げて実践を積みましょう。
3-2. SNS利用
友人知人である程度の実戦経験を積んだら、今度は見ず知らずの人を占ってみてください。
生活環境や背景を知らない人を占うことで、占術に磨きがかかります。
ただし、まだプロとして占うことは難しいでしょう。
SNSなどを利用して無料で占って欲しい人を募集してください。
このとき必ず感想を送ってもらうことを約束すると、勉強になります。
報酬の代わりとして条件に設定しておくと良いでしょう。
4. 占い師に向いている人
占い師には誰でもなれますが、向いている人とそうではない人がいます。
占い師に向いている人の主な特徴は以下の2つです。
・聞き上手
・正しい境界線が引ける人
それぞれの向いている人の特徴について解説するので、参考にしてください。
4-1. 聞き上手
占い師の仕事は、クライアントとなる相手の話を聞くことからスタートします。
その人の背景や悩みは、じっくり話を聞かなければわかりません。
しかし、クライアントのなかには自分のことを話したがらない人もいます。
初対面の人に自分のことを包み隠さず話すことに抵抗を感じる人もいるのです。
聞き上手なら、初めて出会った人からも背景や悩みなどを引き出せるでしょう。
4-2. 正しい境界線が引ける人
占い師は、クライアントの悩みを聞き、解決へ導くことが仕事です。
悩みのなかには深刻なものもあり、それらをすべて自分のことのように受け止めてしまうと、精神的につらい思いをすることになります。
自分と相手との間に正しい境界線が引ける人なら、「これは自分のことではない」という認識が根本にあるため、クライアントの精神に引っ張られることは少ないでしょう。
5. プロの占い師として稼ぐためには
プロの占い師として稼ぐには、以下の2通りの方法があります。
・占い会社に所属
・独立開業
いずれの方法もメリットデメリットがあり、どちらか一方が良いとはいえません。
それぞれの方法について解説するので、参考にしてください。
5-1. 占い会社に所属
アマチュアや未経験からプロの占い師として仕事をする場合には、占い会社に所属したほうが良いでしょう。
会社に所属すれば、クライアントが得やすいなどのメリットがあります。
ただし、会社によっては実務経験が必要なケースがあるので注意してください。
また未経験可能な占い会社の場合は所属している占い師が多く、なかなか固定客がつかないなどのデメリットもあります。
占い会社に所属したからといって必ずプロとして稼げるわけではありません。
その点は勘違いしないようにしてください。
5-2. 独立開業
独立開業すれば、顧客の取り合いをする必要はありません。
また、占い会社の際には面接や試験がありますが、独立開業ならそのような手間は不要です。
ただし、占い会社に所属する以上に顧客がつきにくいデメリットがあります。
無料で多くの人たちの占いを行っているなどの実績を積んでいる場合は、独立開業をして有料に切り替えるタイミングを見極めなければなりません。
無料のときは多くのクライアントがいたのに、有料に切り替えたと同時に占い師としての仕事がなくなったということもありえるので注意してください。
6. 時間をかけてプロの占い師になろう
未経験でも占い師になれる方法を紹介しました。
占い師は特別な資格がないため、誰でもなれます。
しかしそれは裏を返せばプロとして稼ぐ際には、差別化を図る特徴が必要です。
どのような占術を選択しても奥が深く、学びに終わりはありません。
時間をかけて実績・経験を積みプロの占い師になることを考えると良いでしょう。