匿名掲示板で悪口を書かれる被害にあった場合の対処方法!匿名アカウントでもしっかり特定できる!

公開日: 2022/2/18
インターネット上では、顔や年齢などを身分を隠したまま、匿名でありとあらゆるコメントを残すことができます。

そのため、匿名であることを利用して多くの人誹謗中傷を行うユーザーも少なくありません。

さらに、中でもインターネット掲示板ではとても多く方が誹謗中傷されており、社会問題にも発展しているケースもあります。

そこで今回は、そんなインターネット上で起きる匿名の誹謗中傷について、その対策方法などを詳しく紹介します。

1. 誹謗中傷とは




最近、ニュースやインターネットでよく聞く誹謗中傷とは、具体的にどう言った意味なのでしょうか。

また、悪口と何が違うのでしょうか。

まず最初に、誹謗中傷とは何か、について紹介します。

1-1. 個人に対する攻撃的な内容を書き記すこと

特定の個人に対して、攻撃的な内容を書き記すことは誹謗中傷になります。

芸能人やインフルエンサーなどの有名人などがこれらのケースでの誹謗中傷を受けることが多く、単純な批判や悪口ではなく激しい暴言やその人の名誉を傷つけるような書き込みなどがあります。

さらに、相手が何も発言していないのにも関わらず、一方的に「気に入らないから」「嫌いだから」などの理由で攻撃的な内容を書き記すことも誹謗中傷になります。

1-2. 名誉毀損罪や侮辱罪に問われる

誹謗中傷は、個人感でのいがみ合いや議論とは違い、立派な犯罪行為の1つになります。

さらに、相手の名誉を傷つけるような書き込みやデマや悪口など相手を侮辱するような書き込みは、名誉毀損罪や侮辱罪になります。

そのため、匿名性の高いサイトだからと言っても、過激な書き込みや個人に一方的な攻撃的な内容を書き込むことは控える必要があります。

また、書き込みは1度してしまうと、一生消えることがないので、お互いのためにも十分に意識することが大切です。

2. 掲示板上で誹謗中傷を受けたら




実際に、掲示板上で特定の人物または、不特定多数の人物から誹謗中傷を受けてしまった場合どうすればいいのでしょうか。

続いては、万が一、誹謗中傷を受けてしまった場合の対処法について3つ紹介します。

2-1. 反論したり攻撃的な書き込みをしたりするのはNG

個人または不特定多数の相手から誹謗中傷を受けてしまった場合に、感情的になり自分も反論したり攻撃的な書き込みをしてしまうと、同罪になってしまう場合があります。

さらに、相手からの反感を買ってしまい徐々に誹謗中傷がエスカレートしてしまい、1人では収集が付かなくなってしまうことも考えられます。

そのため、万が一、誹謗中傷を受けてしまった場合でも、冷静になって対処法を考えましょう。

2-2. 掲示板管理者に削除要請をする

実際に掲示板で誹謗中傷された場合、自分にとって不利益な情報を流されてしまったり、デマや過激な書き込みなどがあれば、掲示板管理者に削除要請をしましょう。

正当な理由や利用規約に則った内容であれば、しっかりとそれらの誹謗中傷の書き込みは削除されます。

さらに、その誹謗中傷を行なった匿名のアカウントは、規約違反などの理由からアカウントの強制削除などがされるので、もう1度そのアカウントからの誹謗中傷が書き込まれるリスクを軽減することができます。

そのため、掲示板上で誹謗中傷を受けてしまった場合は、速やかに掲示板管理者に削除要請を行いましょう。

2-3. 内容を保存・印刷して弁護士や警察に相談する

書き込まれた誹謗中傷の内容をスクリーンショットやファイル保存などで証拠として残しておくと、犯罪として訴えることが可能です。

そのため、実際に訴えを起こそうと考えている場合は、それらの証拠をしっかり保存して弁護士や警察し相談しましょう。

先ほども紹介した誹謗中傷は名誉毀損罪や侮辱罪などになることがあるので、しっかりと証拠を残していれば、必ず訴えることができます。

また、弁護士や警察に相談すれば、匿名で誹謗中傷した相手の個人情報を特定することができるので、効果的に誹謗中傷を減らすことができます。

3. 書き込んだ人物を特定するには「発信者情報開示請求」を行う




匿名で書き込まれている誹謗中傷は誰が書いたものなのかわからず、書き込んだ本人たちも自分の素性が晒されていないから過激な書き込みをしてしまいます。

しかし、いくら匿名性の掲示板であっても誹謗中傷をしている場合は、その匿名アカウントの素性を特定することが可能です。

いくら匿名アカウントからの書き込みでも、誹謗中傷などを行っている場合は、発信者情報開示請求でどこの誰が発信しているのか特定することが可能です。

そのため、実際に誹謗中傷を受けた場合は、積極的に利用していきましょう。

3-1. 誹謗中傷をした人物を特定した後はどうなる?




誹謗中傷を行っている匿名アカウントを特定して、誰が書いているのか突き止めた後、どういった処置を取ればいいのでしょうか。

続いては、誹謗中傷をした人物を特定した後はどうするのか、について3つ紹介します。

3-2. 相手に対して法的措置を取ることができる

誹謗中傷を行った匿名アカウントの素性を特定することができたら、損害賠償請求を行うことが可能になります。

損害賠償請求を行うためには、相手の名前、住所、電話番号といった個人情報が必要なので、損害賠償請求を行う場合、発信者情報開示請求は必ず必要な作業になります。

しかし、請求者の権利が侵害されたと断言できなければいけませんので、簡単に損害賠償請求が認められることがないので、それらの点もしっかりと理解しておくことが必要です。

3-3. 損害賠償請求なら民事責任を追求

民事責任を追求した場合、「不法行為責任」と言い誹謗中傷によって与えた損害を賠償する責任を負います。

そのため、誹謗中傷を受けた相手の精神的ダメージや風評被害などの外的ダメージなど実際に生じた損害に応じで賠償する責任が発生します。

さらに、名誉回復措置として謝罪広告の掲載なども求めることができます。

3-4. 名誉毀損罪や侮辱罪などの刑事責任も追求できる

刑事責任を追求して場合、名誉毀損罪や侮辱罪の他にも、信用毀損罪や業務妨害罪、脅迫罪や脅迫罪などが認められる可能性があります。

これらは立派な犯罪であり除伐を受ける可能性も十分に考えられます。

さらに、冗談のつもりで行ったデマや悪口でも刑事責任を追求することができ、犯罪として成立することもあるので、自分にとって不利益な状態になってしまう場合、刑事責任を追求することも視野に入れておくことをおすすめします。

4. まとめ




匿名性の高いインターネット掲示板で安易に書き込んだデマや攻撃的な悪口などの誹謗中傷は、書いた本人にその気がなくても相手の受けたダメージによっては、立派な犯罪として成立します。

さらに、最近では社会問題にもなっておりより誹謗中傷に対する目線がシビアになっています。

そのため、万が一、特定の個人や営業している店などへの誹謗中傷を受けてしまった場合は、今回の記事を参考にぜひ対処してみてください。

また、匿名掲示板を頻繁に利用する方は、誹謗中傷を安易に行わないようにしましょう。