女子同士のいじめは気付きにくいから対処が難しい?学校で女子同士が起こすいじめあるあるについて!

公開日: 2022/5/20
学校生活でいじめを受けたことがある方やいじめを行っていた方、またはいじめの現場を目撃したことのある方はとても多いです。

そして、一言にいじめと言ってもさまざまな手段で横行しています。

特に女子のいじめは簡単に誰かが気づくことができないような陰湿なものも多く、周りが気付かないうちに大ごとに発展してしまうケースも少なくありません。

今回は、そんな学校で起こる女子のいじめについて詳しく紹介します。

1. 女子同士のいじめは陰湿?その理由とは


女子同士のいじめはどのようにして発生して発展していくのでしょうか?

また、いじめが起きる理由は何があるのか?

最初に、女子同士のいじめがどのように起きるのかについて2つ紹介します。

1-1. クラスにいるリーダー格の好き嫌いによってターゲットが決まる

クラスが同じなら当然年齢も同じですが、その中でも多少の上下関係が発生していることがあります。

相手を敬うほどではありませんが、意見の優先度や発言力、リーダー性などが高いクラスメイトがリーダー格になります。

そして、そのリーダー格の気分や好き嫌いによっていじめるターゲットが決まることが多く、ほとんどの場合いじめられているターゲットに非はありません。

1-2. グループ意識が高いため、人と違う行動をすると嫌われやすい

女子同士は、トイレや教室の移動、放課や昼休憩などをグループで行動していることが多く、とてもグループ意識が高いです。

グループは共感や同調意識が強く、グループ内に個性的な人や人と違った行動をする人がいることを嫌がります。

そのため、それらの行動をするとグループから嫌われてしまう可能性が高くなり、最終的にいじめのターゲットになってしまいます。

2. 女子同士のいじめの特徴


女子同士のいじめは男子の行ういじめと違い、とても陰湿なものが多いです。

男子であれば、いじめのターゲット本人に直接、暴力や暴言などを行う場合が多いですが、女子同士のいじめは、それらとは違いとても陰湿です。

続いては、女子同士のいじめの特徴について4つ紹介します。

2-1. 表面上は仲良くしているが、陰口を叩く

いじめのターゲットに対して、普段は仲良く学校生活を送っていますが、そのターゲットがいない間の放課後やLINEなどではそのターゲットの陰口を叩くようになります。

本人には一切直接的な悪口を言うことはありませんが、本音では悪く思っており、最悪の場合、作り話などで陰口を叩き始めることもあります。

そのため、このいじめは周囲の方が気付かないことが多いです。

2-2. マウンティングをとる

テストの成績や見た目、特技や出来事などさまざまな分野でいじめのターゲットにマウンティングをとることもあります。

マウンティングをされた相手は、決していい気分にはならないことを知ってるので、わざと嫌がらせで行い、攻撃します。

さらに、いじめのターゲットの家族や家庭についてのマウンティングを行う場合もあるので、タチが悪いです。

2-3. 裏切りや無視

今まで仲良く過ごしていた相手に対して、いじめのターゲットになった途端、「明日のテスト範囲変わったよ」などの嘘をついて困らせたり、話しかけられても無視をすることもあります。

また、一緒に出かける約束をしておいて、当日約束を破るなどの裏切り行為も行います。

さらに、グループで1人のターゲットを裏切りや無視をしていることが多いので、誰にも相談できず人間不信になってしまう方も少なくありません。

2-4. 根拠のない噂を流すなどの精神的な攻撃

いじめのターゲットについて「万引きをしている」「クラスメイトの悪口を言っていた」などの根拠のない噂を周りに流して、本人の評判を下げるいじめもあります。

このいじめは、いじめを行っているグループ以外にも、その噂を聞いた周りのクラスメイトからも距離を追われてしまうので、精神的にとても辛いダメージを受けます。

また、最近ではSNSを利用している若者がとても多いので、LINEなどの個人的なコミュニケーションツールに留まらず、不特定多数の方に根拠のない噂が拡散されてしまいます。

さらに、どれだけ自分から弁解しても、信じてもらえないことが多いので、噂が流されなくなった後でも、評判が元に戻りにくく、深刻ないじめです。

3. いじめられたときの対処法とは


自分が一切悪いことをしていなくても、運悪くいじめのターゲットにされてしまうことがあります。

また、実際にいじめのターゲットになってしまい困っている方も少なくありません。

続いては、いじめられた時の対処法について3つ紹介します。

3-1. 相手にしないこと

いじめのターゲットに自分がなってしまい、誰かに相談してもいじめが改善されない場合は、いじめを行っている相手を一切相手にしないようにしましょう。

いじめを行っている本人は、いじめられているターゲットの辛そうな反応を見ることが楽しいと思っています。

そのため、いじめられても全く動じず無反応なら、いじめても意味がなくなり、次第にいじめられなくなる可能性が高いです。

しかし、あまりにもいじめがエスカレートしてしまった場合には、先生や親などにしっかり相談して改善を目指すことが大切です。

3-2. 感情を爆発させて怒ることも効果あり

いじめを受けている方が、嫌がっていても何も抵抗せずにいることで、いじめをしている本人はそれを楽しみいじめ続けます。

また、いじめを受けている方が何も抵抗しないことを分かっているので、いじめを平気で行います。

そのため、1度でもいじめを受けている方が感情を爆発させて怒ると、相手は萎縮していじめをやめる場合があります。

さらに、女子同士のいじめが陰湿な理由も、「争いたくない」という動機によるものなので、大きな争いや喧嘩に発展させたくないと考えていることが多いです。

それを含めても1度怒ることはいじめを止める上でとても効果的な手段の1つです。

3-3. 自分自身を愛し、堂々としていることで収まることも

いじめを受けてしまうと、どうしてもネガティブになり自己嫌悪になってしまうことがあります。

しかし、いじめをする人は、その状態に漬け込んでさらにいじめを続けて来るので、自分自身をしっかり愛し、何事もないように堂々を振る舞いましょう。

そうすることで、いじめても効果がないと判断されいじめのターゲットから外される可能性が高くなります。

そのため、できるだけ堂々と自信を持って学校生活を送ってみましょう。

4. まとめ


女子同士のいじめは殴る蹴るなどの物理的な攻撃によるものではなく、悪口や無視などの精神的な攻撃によるものがほとんどです。

また、最近ではSNSが流行っているので、いじめているターゲットの悪口などをネット上に拡散するいじめもあります。

そのため、対処が難しく泣き寝入りする方も少なくありません。

しかし、いじめられている本人には全く非がないので、しっかりと対処していけば少しづつ改善されていきます。

そのため、今いじめで悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみることをおすすめします。