女子のいじめで多い嘘から始まる悲しいいじめを未然に防ごう

公開日: 2022/2/4
学校生活を送る中で、自分はいじめられているのではないかと感じたことはありませんか?


・自分だけ嘘の情報を聞かされる
・自分以外のメンバーで遊びにいっている
・いつも自分だけいじられている


私は昔から明るくポジティブな性格だったということもあり、中学時代は友人からよく嘘をつかれたり、外見や性格などのことでからかわれていました。

私は毎回笑顔で対応していましたが、内心はとても傷つきいじめられているのではないかと思うこともありました。

相手からしてみればただの遊びでいじめているつもりはなくても、受け身側がが悩んだり悲しい思いをしているのであればいじめになる可能性があります。

これからの生活の中でもこのようないじめが起こる可能性は十分にありますので、いじめを未然に防ぎたい、いじめと上手に付き合っていきたいと思われる方が多いと思います。

そんな方たちの為、この記事ではいじめの原因やいじめに対して自身が取るべき行動などを中心にご紹介できればと思いますので、ぜひ今後の参考にしてみてくださいね。

1. なぜ「いじめ」が発生するのか




人生の中でほとんどの方が一度は経験したことがあるといわれている「いじめ」。

いじめにも陰口や暴力など様々な種類があると思いますが、いじめを受けることで孤独感に襲われたり自己嫌悪に陥ったりと何もかもがマイナス思考に陥ってしまい、最悪の場合は死に至ってしまうこともあります。

では「いじめ」はなぜ発生してしまうのでしょうか?

これまでいじめたことがある人もいじめられたことがある人も、どうしていじめは生まれてしまうのか一緒に考えてみましょう。

1-1. 他者を攻撃することで心を満たしている




いじめは傍から見ればいじめる側に問題があると思われがちですが、いじめる側にも過去の辛い経験等を理由に必死に自分を守ろうとして、自分以外の人を攻撃することで自分の心を満たしている場合があります。

人は自分を守るために他人を攻撃する傾向がありますので、この行為はいじめを生み出してしまう原因として最も多いと思われます。

私の友人は家庭で両親から暴力を受けていましたが周りに相談することが出来なかった為、友人である私をいじめることで辛い気持ちを発散していました。

このいじめが原因で私は辛い学校生活を送ることになりましたが、成人式で同級生から友人の家庭事情を聞き友人を許してあげようと思いました。

いじめる側もいじめられる側もお互いの気持ちや意見をしっかりと伝え心を満たすことで、いじめをなくしていくことがとても大切な事です。

1-2. 相手が自分の思惑通りに動くことに快感を覚える




もし自分の思惑通りに事が進んだ場合、気分を悪くする人はいませんよね?

自我が強い人や自己中心的な人は自分が思った通りに事が進まないとイライラしたり、周囲に当たりやすいので、消極的な人や立場的に弱い人などをターゲットに自分がやりたいことや思ったことを服従させる傾向にあります。

相手が自分に反抗せず思惑通りに動いてくれることに快感を覚え、段々と相手に要求する内容がエスカレートしていじめを生み出してしまう原因の一つになります。

私の友人は以前からクラスの中心的存在でしたので、私は仲間外れにされないように友人の行動や言動には必ず賛同するようにしていました。

私の性格を理解した上で友人は私に色々な事をお願いしてきました。

最初は授業のノートを貸したり飲み物を買いに行ったりするくらいでしたが、最終的には毎日宿題をやらされたり、遊びに行くときのお金を全て負担させたりと段々エスカレートしていき周りからは明らかにいじめと認識されていました。

私も最初の方は嫌な顔せず対応していましたが、最後の方は精神的に限界を迎え退学することになりました。

自分の立場や意見を主張することは悪いことではありませんが、相手を不快にさせたり追い詰めたりなどといじめと思われる行動は決してあってはならないことです。

2. 嘘だけじゃない!実はいじめかもしれない行動とは




過去にいじめを受けたことがある方は、これまでどんないじめを経験されましたか?

「嘘」が原因でいじめられた経験があるということはよく耳にしますが、日常生活の中での自身の行動がいじめになっている場合もあります。

ここからは、実はいじめかもしれない行動を3つご紹介していきたいと思いますので、これまでの何気ない行動がいじめにならないかどうか一緒に確認していきましょう。

2-1. 何かを奢らされることが多い




いじめとして最も認識しづらい「奢り」。

日頃の感謝の気持ちを伝えたかったり、ちょっとしたお祝い事などで皆さんも一度は「奢り」を経験されたことがあるのではないでしょうか?

そんな「奢り」も場合によってはいじめとして捉えられてしまう場合もあります。

女子会や飲み会等での飲食費を毎回払わせられたり、お祝い事がある度に高価なものを買わされたり、本人の意思とは関係なく無理強いされる場合はいじめになるでしょう。

私も以前勤めていた会社で奢りに関するいじめを受けたことがあります。

その職場でのランチは同じ部署の女性メンバーで外食しに行くことが暗黙のルールとされており、毎日順番にランチを全員に奢ることになっていました。

しかしながら、私がランチ代を持つときに限って必ず高級レストランに行っていたので、他の人たちより明らかに奢っている金額が多かったのです。

「奢り」に関しては意外と身近な行動となりますので、皆さんも今一度自身の行動を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

2-2. 口調が強くなることがある




自分の言いたいことや意見が相手に伝わらない時に口調が強くなってしまうこと、ありませんか?

実は相手に対する口調が強くなると言葉の暴力となり、いじめになってしまう場合があります。

以前の職場で、同じ部署の先輩が新人社員の研修を行っていた時に他の人より飲み込みが遅い子がいました。

その先輩は自分の言っていることが相手になかなか伝わらないことに苛立ちを隠せなくなり、周囲から見てもその子にだけに口調が強くなっていくのが分かりました。

その子も覚えようと必死に仕事していましたが、先輩からの威圧的な口調に耐えられず研修中に退職してしまいました。

相手との会話の中で口調が強くなってしまうことは様々な場面で起こり、誰もが無意識に起こしてしまいがちです。

相手に不快な思いをさせない、良好的な関係を築いていく為にも、日頃から自身の口調を意識するようにしましょう。

2-3. わざと物を隠されたり、勝手に使われたりする




ある日突然、自分の所有物が隠されてしまったり、勝手に使われてしまった時、どう感じますか?

恐らく、ほとんどの人が気を悪くされるのではないでしょうか。

ただの悪ふざけやいたずらとしてやっていたとしても、相手の気分を害したり不快感を与えてしまうことになれば立派ないじめになってしまうでしょう。

私も学生時代、クラスメイトの男子に筆箱の中身を隠されたり、給食のおかずを勝手に食べられたりしたことがあります。

男子はただの冷やかしとしてやっていたことだと思いますが、自分にとって大事なものを隠されたり勝手に使われたりすることは気分が悪かったので、真剣に悩んだ時期もありました。

コミュニケーションを取りたいという気持ちからこのような行動を起こす場合もありますが、相手を傷つけてしまったり、気分を害してしまえばいじめと同じことです。

良好な関係を築いていきたいのであれば、相手のものを勝手に使ったり隠したりすることは控えるべき行動といえるでしょう。

3. 嘘をつかれたとき、どんな行動を取るべきか?




みなさんは信頼している人や大切な人から「嘘」をつかれたことはありますか?

これまでの人生の中で、一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。

「嘘」は相手を傷つける行動から立派ないじめとなりますが、これから様々な人と付き合っていく上で避けては通れない問題だと思います。

では「嘘」をつかれてしまった時、どのような行動を取れば一番傷つかず自分を守れるのでしょうか?

ここからはいじめ問題として非常に多い「嘘」をつかれたときに取るべき行動を3つご紹介したいと思います。

3-1. 落ち込む姿は見せないようにしよう




自分が信頼している人から嘘をつかれてしまった時ほど、精神的に落ち込みますよね。

私も恋人や友人から嘘をつかれたことがありますので、落ち込んでしまう気持ちはよく分かります。

しかしながら、自分が落ち込んでいる姿を周りに見せてしまうと相手が調子にのり、嘘をつく回数が増えたり、もっと残酷な嘘をつくようになったりと段々エスカレートしていく可能性があります。

そのような状況に陥ってしまえば、これまで以上に辛い毎日を過ごさなければなりません。

嘘をつかれて平然を装うのは精神的に大変だとは思いますが、相手を刺激しない為にも冷静な態度を振る舞いその場の状況が悪くなることを未然に防げるようにしましょう。

3-2. 正直に気持ちを伝えることで解決することも




人から嘘をつかれれば心に傷を負うことに変わりありませんが、相手が自分にとって大切な人であればあるほど、なんで嘘をつくのか、何か理由があるのではないかと納得できないことがあると思います。

そんな時は正直に自分の気持ちを相手に伝えることで、誤解や行き違いがなくなり嘘が解決する場合もあります。

私も親友からつかれた嘘に納得がいかず素直に気持ちを伝えたところ、大した理由もない嘘だったので親友と大笑いして解決したことがありました。

自分の正直な気持ちを相手に伝えることはとても大事なことです。

もし大切な人や良好な関係を築いていきたい人から嘘をつかれてしまった場合は、まず相手を疑うのではなく、自分の正直な気持ちを相手に伝えてみてくださいね。

3-3. 心身に影響が出るなど、あまりにもひどい場合は大人に相談する




相手から嘘をつかれた時に、自分では解決できないくらい精神的に追い詰められたり、心身に影響がでてしまったりと、あまりにもひどい状況の場合は必ず大人に相談してください。

自分が一番信頼できる大人でいいです。

先生、親や兄弟など周りに助けてくれる大人はたくさんいますので、決して一人で解決しようとは思わないでください。

一人で解決しようとすればするほど自分を追い詰め、最悪は自殺の道を選んでしまう人が世の中にはたくさんいます。

そんな人たちを少しでも減らしていけるように、自分は一人ではないということを常に心に留めて、何でも一人で解決しようとせず、辛い時は必ず大人に相談できるような環境作りをしておきましょう。

4. まとめ




いかがでしたでしょうか?

自分はいじめられていた側と思っていた人も、自分の行動を思い返せば相手を傷つけていじめに加担していたこともあったのではないでしょうか?

少しでもいじめを無くしていく為には、日頃の自身の言動や行動を意識することが大切だと思います。

学校生活はもちろん、今後の人生の中でいじめは避けては通れない問題だと思います。

これから少しでもいじめと上手に付き合っていけるように、この記事の内容をぜひ参考にしてくださいね。