アロマテラピー検定活用法とは?仕事・生活での活かし方やメリットを紹介

公開日: 2024/6/14

女性に人気があるアロマテラピー検定。

趣味が高じて資格を取得したいと考える人もいるかもしれません。


しかしその一方で、資格取得後の活かし方がわからないという人もいるようです。

検定に合格しても活用方法を見いだせないままでは、得た知識・スキルが風化してしまいます。


本記事ではアロマテラピー検定の活かし方やメリットについて解説するので、参考にしてください。

1. アロマテラピー検定を活かせる仕事


趣味から資格取得を目指す人も一定数存在するアロマテラピー検定。

あくまでも検定ですから、取得すれば仕事で活かせます。

しかし「どのような仕事があるのかわからない」「どのように仕事で活かせるのか不明」と感じる人もいるでしょう。


そこで、アロマテラピー検定を活かせる仕事を紹介します。

取得をした人はもちろん、これから勉強しようと考えている人も参考にしてください。

1-1. カウンセラー・セラピスト

カウンセラーやセラピストは、クライアントと対話を行う際、アロマを使用することがあります。

その理由は「香り」の効果が心身を解きほぐすからです。

カウンセリングにやってくる顧客の多くは、感情の自己処理・自己解放があまり得意ではありません。

クライアントのなかには、傾聴のみでは感情の解放が困難な人もいます。


その場合に役立つのがアロマです。

「香り」からさまざまな記憶を呼び覚まし、抑え込まれた感情を解放へと導きます。


どのような香りがその人の琴線に触れるのかは一律ではなく、アロマに関する多くの知識が必要です。

アロマテラピー検定は、このような「香り」がもたらす作用・効果の知識を深めるために役立つでしょう。

1-2. リラクゼーションサロン

アロマを使用したリラクゼーションサロンでは、アロマテラピー検定が役立ちます。

アロマのなかには血行を良くするものや、リラックス効果を高めるものがあるからです。

心身に良い影響をもたらしてくれるアロマとマッサージを掛け合わせることで、より高い効果が得られます。

リラクゼーションサロン利用者のなかでも人気が高い施術のひとつです。


アロマテラピー検定に合格していれば、アロマについての深い知識を保有している証となり、採用試験などで合格する確率も高くなるでしょう。

1-3. アロマ用品の店員

アロマ用品の店員も、アロマテラピー検定取得者におすすめです。

必ずしも資格が必要なわけではありません。

働きながらアロマについての知識を深める人もなかにはいるでしょう。


しかしアロマ用品店を訪れる人のなかには初心者も多く、「アドバイスして欲しい」と思う人も一定数存在します。

そのような人にわかりやすく、丁寧なアドバイスをするためには、アロマテラピー検定の知識が役立つでしょう。

就職する際にも検定を取得していると、「即戦力として勤務してもらえる」などの期待が高まり、採用される確率も高くなると予想されます。

1-4. 介護関連

介護関連施設のなかには、アロマを積極的に活用しているところがあり、そのような場所では検定の知識が活躍するのでおすすめです。

「香り」は気持ちや行動を前向きにする効果があるとされ、アロマを導入したことで介護関連施設入居者の心身改善につながっています。

またアロマそのものに防カビ作用があるため、抗菌・衛生面でも活躍するとして導入しているところもあるようです。


アロマテラピー検定の資格保有者なら、アロマに関する豊富で深い知識を活用できるでしょう。

2. アロマテラピー検定を生活で活かす方法


アロマテラピー検定を活かす方法は、仕事に限定されません。

資格保有者のなかには、生活で活用している人もいるでしょう。

そのおもな活かし方として、以下の3つがあげられます。

 ・掃除

 ・保湿オイル

 ・沐浴

それぞれの活用方法について解説するので、参考にしてください。

2-1. 掃除で活かす

アロマのなかには、抗菌作用が期待できるものもあります。

このようなものを掃除に活用することで、防カビなどの効果から清潔な生活空間づくりに役立てられるでしょう。


たとえば拭き掃除をする際、バケツに8分目程度まで水を入れ、そこに精油を1〜2滴垂らしてしっかり混ぜてから使用します。

おすすめの精油は以下の通りです。

 ・シナモン

 ・タイム
 ・ティートリー

 ・フェンネル

アロマの研究・調査|(公社) 日本アロマ環境協会


精油の成分が濃すぎると、手荒れなどの原因になります。

バケツの水の量が少ない場合は1滴にするなど、適宜調整してください。

2-2. 保湿オイルを作る

アロマテラピー検定では、安全性の高い精油の使い方を学びます。

そのため、肌に優しいボディケア用品が作成できるでしょう。

保湿オイルやマッサージオイルを作る際には、「マカダミアオイル」「ホホバオイル」などのような植物性オイルをメインにします。

精油は複数掛け合わせることも可能ですが、植物性オイルに対して1%未満になるように調整してください。


アロマを使用した保湿オイルは肌を整えるとともに、香りから心のケアも同時に行ってくれます。

夜寝る前に使用すれば、安眠効果も同時に得られるでしょう。

2-3. 沐浴をする

アロマは原液のまま肌につけると、かぶれなどの症状が出る可能性があるため、おすすめしません。

ただし、無水エタノールに混ぜてアロマを薄めると、これらの症状が出る可能性が抑えられるでしょう。


無水エタノール5ml程度に、アロマの原液を1〜2滴程度垂らして精油を作ります。

これを浴槽に1~5滴程度垂らしてよく混ぜて浸かりましょう。

心身ともに癒され、高いリラックス効果が期待できます。


もし家族で肌の弱い人がいる場合には、洗面器にお湯をはり、精油を1〜2滴程度垂らしてよく混ぜてください。

その後、手足を浸けると同様の効果が得られます。

3. アロマテラピー検定を取得するメリット


仕事・生活で活躍するアロマテラピー検定ですが、取得するとどのようなメリットがあるのでしょう。

取得した際に得られるメリットとしてあげられるのは、主に以下の4つです。

 ・アロマセラピストとして活躍

 ・自己メンテナンスが可能

 ・家族・友人を癒す

 ・協会からの支援

上記4つについて解説するので、取得する際の参考にしてください。

3-1. アロマセラピストとして活躍できる

アロマテラピー検定を取得すると、アロマセラピストとして活躍できます。

アロマは専門店や雑貨屋さん、インターネットなどで、誰でも購入可能です。


しかしその一方で、アロマの原液は作用が強く、肌に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

容易に手に入るアロマですが、その取り扱いには注意が必要です。


アロマセラピストとして活躍する際、このような危険性を熟知したうえで取り扱わなければなりません。

資格を取得することで深い知識と安全性の高い取り扱い方法が身につき、専門性の高いセラピストとして活躍できるでしょう。

3-2. 自己メンテナンスができる

仕事などで、心身ともに疲れを感じることがあるかもしれません。

日々の疲れを溜めてしまうと、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。

アロマには心身ともにリラックス状態へ導き、高いメンテナンス効果があるとされています。

さまざまな香りの種類があるアロマですが、なかには睡眠効果を高めるものや疲れをいやすものもあり、期待できる効果・作用は多彩です。


アロマテラピー検定を取得することで、香りに含まれる成分・効果などの知識が深まり、より確実性の高い自己メンテナンスができます。

3-3. 家族・友人を癒してあげられる

アロマを使用した心身へのアプローチは自己メンテナンスだけではありません。

家族・友人も癒してあげられるでしょう。

ただし、家族・友人のような第三者にアロマを使用する場合は、体調や苦手な香りなどの考慮・配慮が必要です。


検定を受験して資格を取得すれば、その人にあった効果・香りを選べるでしょう。

癒しの効果も高まり、口コミが広まって「私も癒してほしい」という人が増加するかもしれません。

3-4. 協会から支援してもらえる

アロマテラピー検定は、さまざまな民間団体で実施されており、なかには合格後に協会に所属することで支援してもらえるところもあります。

主な支援内容としては以下のようなものがあげられるでしょう。

 ・アロマに関する最新情報が入手

 ・セミナー・勉強会への参加資格

 ・アロマグッズの割引購入

 ・求人情報の提供

これらの支援内容は、すべての協会で行われているわけではありません。

アロマテラピー検定を受験する際には、このような支援などの内容もチェックしたほうが良いでしょう。

4. アロマテラピー検定は活用方法が豊富


アロマテラピー検定の活用方法について紹介しました。

趣味の一環として認識している人も一定する存在するアロマテラピー検定ですが、医療・介護の分野などでも浸透しつつあり、趣味の枠を超えつつあるといえるでしょう。


ただし活用方法が豊富な一面、「取得しておけば将来的に役立つかも」という考えで受験する人も少なくありません。

勉強して資格を取得するのなら、その知識・スキルを活かすことを考えましょう。


また、これから取得を考えている人もどのような場面で活かすつもりなのかを考えたうえで受験することをおすすめします。