オンラインゲームのでの人間関係やオンラインゲームの依存はなぜ起こってしまうのか?またその原因や対処法は?

公開日: 2022/4/29
最近では、近所の友人や家族と行うゲームとは違い、世界中の方とオンライン上でコミュニケーションが取れるオンラインゲームが注目を集めています。

PCでいつでもどこからでもインターネット環境が整っていれば参加することができ、できることも幅も大きく広がっています。

しかし、そんなオンラインゲームでの人間漢検によるトラブルや依存なども問題になっており、それが原因で日常生活にまで支障が出てしまうこともあります。

そこで今回は、オンラインゲームの依存やオンライン上での人間関係について詳しく紹介します。

1. オンラインゲームの人間関係に依存する理由


実際に顔を合わせてコミュニケーションを取る人間関係ではなく、オンラインゲームによる人間関係で依存してしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

まず最初に、オンラインゲームの人間関係に依存する理由を2つ紹介します。

1-1. 気の合う人と楽しくプレイできる

オンラインゲームは、身近なコミュニティだけではなく、いつでもどこでも世界中のプレイヤーとゲームを楽しむことができます。

そのため、誰でも簡単に気の合う人同士で繋がることができ、日常では体験できないような人間関係を築くことも可能です。

その結果、オンライン上での人間関係に依存してしまい、徐々に抜け出すことができなくなってしまうのです。

1-2. 承認欲求を満たす

自分のゲームのプレイが上手かったり個性的だと、他のプレイヤーに褒められたり、憧れを抱かれたりすることがあります。

さらに、共通のゲームという趣味を持ったもの同士なので、その凄さなどが伝わりやすく、自分の承認欲求が満たされやすい状態です。

身の回りの友人などに話しても理解されないことや関心を示してくれないことでも、オンライン上では認めて関心を示してくれるので、とても嬉しい気持ちになってしまいオンラインゲームから抜け出せなくなってしまいます。

1-3. 恋愛関係に発展することもある

最近では、オンラインゲーム上のコミュニティで知り合った相手に好意を抱き、恋人になるという方がとても多くなっています。

さらに、その後も結婚までに発展するほど、今では大きな出会いの場でもあります。

しかし、恋人同士で共通のゲームをプレイしていると、恋人ともっと話したいという気持ちやもっと一緒に楽しみたいという気持ちが増えて、プレイ時間がどんどん長くなってしまいます。

さらに、好きな相手からの誘いがあれば、優先的に応じてしまい、日常生活を疎かにしてしまう可能性も高くなります。

2. 「ゲーム依存」が及ぼす実生活への影響とは


オンラインゲームに依存してしまうと、どのような影響が出てしまうのでしょうか。

続いては、ゲーム依存が及ぼす実生活への影響について2つ紹介します。

2-1. 仕事や家事が手につかなくなる

オンラインゲームを趣味や暇つぶしとしてプレイしている場合、気分転換やストレス発散などに繋がり効果的な場合があります。

しかし、依存した状態でプレイしていると、プレイ時間が長くなってしまい、本来やらなければいけない仕事や家事などに手がつかなくなってしまいます。

さらに、生活がゲーム中心になってしまうので、他のことは後回しになることも多くなり、場合によっては周りの方に迷惑をかけて人間関係を崩してしまう可能性も高くなってしまいます。

2-2. 睡眠時間が短くなるなど健康面での影響も

ゲームのプレイ時間が多くなり、仕事や家事をやる時間が少なくなってしまうと、睡眠時間を削って補おうとする方が多いです。

さらに、オンライン上のプレイヤーは全て同じ生活習慣を送っているわけでないので、相手の生活に合わせてゲームをする場合、どうしても自分の生活リズムが崩れてしまい健康面で悪影響が出てしまう可能性も高くなります。

また、ゲームをするために外出しなくなったり食事を疎かにしてしまうなどの乱れも起きることが多いので、ゲーム依存の方の中には突然体調を崩してしまったということも少なくありません。

2-3. 日常の人間関係が悪くなりやすい

オンライン上でのコミュニケーションに依存していると、今まで自分が築いてきた日常での人間関係を後回しにしてしまいます。

友人や恋人、同僚や上司などの誘いや話よりもゲームに関心が向いてしまっているので、付き合いが悪くなってしまったり、揉め事や喧嘩が増えてしまい人間関係が崩れしまうことも実際に少なくありません。

さらに、普段の人間関係が途切れてしまったオンライン上でいくらでも話す相手がいるので、自分の人間関係の大切さを忘れてしまいやすくなります。

3. 「ゲーム依存」から脱却するためには


日常生活にまで大きな支障が出てしまうほど、危険なゲーム依存で、1度陥ってしまったらなかなか抜け出すことができません。

そんなゲーム依存から脱却して元の生活を取り戻すためには、どのような対策を行えばいいのでしょうか。

続いては、ゲーム依存から脱却するための方法を3つ紹介します。

3-1. 時間や頻度を決めて、その時間以外は触れないよう設定する

ゲーム依存の場合、時間がなくても睡眠や仕事、家事などを後回しにしてまでゲームを行うとします。

さらに、1度ゲームを始めてしまうと、そこから中断することはかなり難しくなってしまいます。

そのため、ゲームをプレイする時間や頻度、ルールなどを自分の中でしっかり決めて、メリハリをつけることが大切です。

また、自分のPCに制限を設けるなど絶対に触れない状態を作ると効果的です。

3-2. ゲームデータを削除する

今依存してしまっているゲームのデータを削除することで、これまでの頑張りなどが水の泡になります。

その結果、ゲームのモチベーションややる気が下がり、「これを機にやめよう」と思える可能性が上がります。

さらに、長時間プレイしていたデータを削除すれば、今までのデータに相応するまでまた1からプレイするのはかなり大変なので、簡単に依存から脱却できて効果的です。

3-3. 専門の医療機関を受診する

どうしてもゲーム依存から脱却できず日常生活や健康面で大きく影響が出てしまっている場合は、勇気を持って専門の医療機関を受診しましょう。

依存症は、精神的な病でもあり簡単に治せるものでもありません。

さらに、無理に自分で対処しようとして症状が悪化してしまったり、ストレスが大きくなってしまうなどのリスクも考えられるので、今「やめたいけど依存していてどうにもできない」と、思っている方は、ぜひ1度お近くの専門の医療機関を受診することをおすすめします。

4. まとめ


オンラインゲームは、今現在世界中で人気があり賞金が出る世界大会なども開催されています。

さらに、PC1台あれば誰でもどこからでも気軽にゲームを楽しむことができ、オンライン上ではさまざまな人間観を築くことができます。

しかし、それだけ楽しめるが故に、依存してしまう方も多く社会問題にもなっています。

そのため、ゲームと日常生活はしっかりとメリハリをつけて趣味や暇つぶし程度に楽しむようにしましょう。