
プログラマーとエンジニアではどんな違いがあるのか?また仕事内容やフリーで行う場合の注意点や特徴について!
現在、副業や転職でプログラマーやエンジニアに関心を示している方が多くなっています。
さらに、実際にそういった業界で働いている方も多くなっており、徐々に需要も高まってきています。
しかし、プログラマーやエンジニアとは具体的にどんな仕事をするのか、それぞれにどんな違いがあるのか、などをしっかり理解している方は少ないです。
そこで今回は、プログラマーとエンジニアの違いやどんな人がどちらに向いているのか、年収の違い、などについて詳しく紹介します。
1. プログラマーとシステムエンジニアの違いとは
プログラマーとシステムエンジニアはよく同じ扱いにされることが多く、具体的にどのような違いがあり、どんな業務を行っているのか、あまり理解していない方が多いです。
また、実際にそれらの仕事をしている方の中にも、はっきりと双方の違いについて理解していない方がいます。
そのため最初に、プログラマーとシステムエンジニアの違いについて紹介します。
1-1. プログラマーはプログラムを組んで動作確認を行う
プログラマーは、システムエンジニアが作成した仕様書などを確認し、それに合ったプログラムを打ち込んでいくことが主な仕事になります。
そのため、クライアントなどとほとんど対面で話し合うことも無く、営業などもほとんど行うことがありません。
さらに、その作成したプログラムが正確に機能するのか、仕様書との相違点はないのか、などの確認なども行います。
プログラマーは、ほとんどデスクに座って淡々と作業を行う場合が多いです。
1-2. システムエンジニアは仕様の決定と設計を行う
システムエンジニアは、クライアントと話し合いどんなプログラムを作成したいのか、どんなシステムを構築したいのか、などを話し合い、要望に合わせ仕様書を作成することが主な仕事になります。
また、依頼された仕様書を元にプログラムを組んで行くプログラマーと違い、クライアントにどのようなニーズがあるのか、自社がどのようなシステムを開発することができるのか、などをしっかり話し合えるコミュニケーション能力が求められます。
そのため、営業職のような一面もある仕事になります。
2. プログラマーに必要なスキルとは
プログラマーとエンジニアで必要なスキルや知識が大きく変わりませんが、実務において求められるスキルは少し異なります。
続いては、プログラマーに必要なスキルについて紹介します。
2-1. プログラミングスキル
プログラマーにとって、最も必要になるスキルはプログラミングスキルになります。
基本的なHTMLやCSSなどのデザインに必要なコードに加え、JavaScriptやPHPなどのWebサイト制作やシステム開発、アプリケーション開発などで求められるコードなどさまざまあります。
最近では、デザインを専門とするプログラマーや、アプリやWebサービスを専門とするプログラマーなど分野によって別れていることが多いので、特定のコードを書くスキルがあれば、プログラマーとして働くこともできるようになりました。
しかし、プログラマーとして働いていくためには、数種類のコードを書けるようにしておいたほうがいいでしょう。
2-2. 論理的に考える力
プログラミングでは論理的にどのような仕組みでシステムが作動しているのか、どのような順序で作業を行うべきなのか、など論理的に物事を解決していくための思考力が求められます。
さらに、人間とは違いコンピューターに働きかける仕事なので、時間を掛けたからといって完成するわけではありません。
そのため、効率的に物事を進める能力など、感情に囚われない思考力も大切になります。
2-3. コミュニケーションスキル
プログラマーと聞くと、パソコンに向かい淡々と作業をこなしている印象がありますが、実際にはシステムエンジニアやデザイナー、他のプログラマーと円滑に連絡を取りながら、仕事を進めることが多いです。
そのため、チームワークや協調性、コミュニケーション能力などが求められる場面が多いです。
また、場合によっては、クライアントと直接話す機会もあるので、その場合などにうまく受け答えなどをする必要もあります。
3. システムエンジニアに必要なスキルとは
システムエンジニアは、先ほどご紹介したようにクライアントと直接話し合う大切な窓口の役割を果たす仕事です。
そのため、プログラマーに必要なスキルなどとは少し異なるスキルや知識が必要になってきます。
続いては、システムエンジニアに必要なスキルについて紹介します。
3-1. プログラミングの知識
クライアントと話し合い仕様書を作成したり、プログラマーに分かりやすく指示を与える必要があるため、最低限のプログラミングスキルやITに関する知識が求められます。
また、自社の強みをしっかり説明し、相手を説得したり相手のニーズに答える必要があるので、自社のシステムやプログラマーについてもある程度の知識やスキルが必要です。
3-2. コミュニケーションスキル
クライアントの問題点や改善点などを正確に聞き取り、適切な代替案や自社で行えるサービスなどを説明したり、プロジェクトメンバーに対して適切な指示出しを行えるなどのコミュニケーション能力が必要です。
さらに、システムエンジニアが主導でプロジェクトが進むことが多いので、コミュニケーション能力が1番求められる役割でもあります。
3-3. マネジメントスキル
システムエンジニアはコードを書いて作業を行うことがありませんが、その代わりにプロジェクトを円滑に進めることや人員の育成、現場での意見を適切に聞き取るなどの能力が必要です。
さらに、クライアントにもどのような問題点や利点があるのかを説明し、最適な仕様書を作成する必要があるので、常に自社のエンジニアやプログラマーのマネジメントが必要になってきます。
4. 向いているのはどっち?
ここまで、プログラマーとシステムエンジニアの違いについて紹介しました。 続いては、実際に働いていく上で、どんな方がどちらに向いているのか、について紹介します。
4-1. 現場での開発が好きならプログラマー
依頼された仕様書を元に1からコードを組んで行くクリエイティブ性がある方や、そういった作業が好きな方は、プログラマーの方が向いています。
さらに、仕事に対するモチベーションも続きやすいので、仕事を長く続けていける可能性も高いでしょう。
4-2. 企画や設計が好きならシステムエンジニア
企画や設計を立案し、クライアントと話し合いながら徐々にイメージを考えていくことが好きな方は、システムエンジニアに向いています。
プログラマーに比べて淡々と開発を行う場面は少ないので、ものづくりがあまり好きではない方は、システムエンジニアの方がやりがいを感じやすいでしょう。
5. これから始めるならシステムエンジニアがおすすめ
最近では、プログラミングスクールなどが多く普及していることもあり、プログラマーを志望する方や実際にプログラマーとして働いている方が多くなっています。
しかし、システムエンジニアとして働きたいと考えている方は、あまり多くなく需要も高まっています。
そのため、これから始めるならシステムエンジニアの方がおすすめと言えます。
5-1. システムエンジニアのほうが年収が高い傾向にある
システムエンジニは、実際にクライアント話し合い見積もりなどを決めます。
しかし、プログラマーはすでに決まって金額での案件をこなすことが多いです。
そのため、構造上どうしてもプログラマーよりシステムエンジニアの方が年収が多い傾向になってしまいます。
5-2. プログラマーからシステムエンジニアに転向する人もいる
プログラマーとして仕事を始めたけれど、激務やストレスによりシステムエンジニアに移行する方も少なくありません。
もちろん、システムエンジニアも激務になる場合がありますが、先ほども紹介したようにシステムエンジニアの方が年収が高い傾向にあるので、それが理由でプログラマーから転向する方が多いです。
6. まとめ
プログラマーとシステムエンジニアは、一見すると同じ仕事をしているように思いますが、実際には役割や求められるスキルや知識が異なります。
さらに、プログラマーができる方がシステムエンジニアもできるといった簡単な仕事でもありません。
しかし、どちらも高いスキルが求められ、やりがいのある仕事であるのことには間違いありません。
そのため、プログラマーやシステムエンジニアに興味がある方は、ぜひ今回の記事を参考に考えてみてはいかがでしょうか。