
【最新版以外もOK!】Office(オフィス)のExcel(エクセル)はオンライン学習でスムーズに習得!
Wordは使えても、Excelの使い方はあまり分かっていないという方も多いでしょう。
Excelは事務仕事に欠かせないツールであるため、関数の意味や使うタイミングを理解しておくと、以前よりもグッと効率的に仕事が進むようになります。
しかし、Excelは数年に一度バージョンアップしており、ソフトをパソコンにダウンロードする「Excel2019」と、月額契約のオンラインで利用する「Microsoft 365」が現在の最新です。
もし、自宅や職場のパソコンが旧バージョンの「Excel2013」や「Excel2016」を使っていたとしても、事務仕事で使うような式や操作を学ぶこと自体はできます。
新機能やサポートの観点から言えば、できるだけ新しいものを購入、もしくは契約しておくと良いでしょう。
本記事では、Excelを学習できるおすすめのオンライン講座や、似たような互換性のあるソフトやGoogleのスプレッドシート とは何が違うのか、といった疑問点について詳しく解説していきます。
1. Excel(エクセル)習得は事務職に就職・転職するのに有利
自宅や会社のパソコンで書類を作成する時、一般的に使われるのがOfficeのWordです。
それに対して、経理など数字が入ってくるような仕事をする時には、「Excelをいかに使いこなせるか」が、仕事をするうえで鍵となります。
仕事のデキる人は、Excel上でどのセルに何を入力することで欲しい情報が求まるかよく理解しているため、書類の作成もスピーディーです。
一方、Excelが苦手な人はとことん苦手意識があるので、別に電卓を用意して手入力したり、計算を間違えてやり直しになったりして、同じ書類を作成するにしても時間がかかりすぎてしまいます。
あなたが同僚や上司なら、どちらに仕事を頼みたいでしょうか。 もちろん、仕事を早く、かつ正確にしてくれる人が良いですよね。
Excelのスキルを習得さえしておけば、今の仕事でも頼れられる場面は出てきますし、今後事務職で就職や転職をする時にも優位に立てる可能性が高いと言えます。
2. おすすめのオンライン講座
しかしそうは言っても、同僚や知り合いに「Excelの使い方を教えて」とはなかなか言いにくいですよね。
そこでおすすめなのが、Excelの知識や使い方を学ぶことのできるオンライン講座です。
オンライン講座ならスキマ時間に学習ができますし、周りにも知られずにレベルアップを図ることもできます。
もしかすると、Excelを使いこなしているあの人も、オンライン講座で勉強していたかもしれませんよね。
今回は、「Udemy」(ユーデミー)と「Schoo」(スクー)、「Tech Academy」(テックアカデミー)について紹介します。
2-1. Udemy
13万本以上のビデオから自分に合った講座を選び、学習できるサービスが「Udemy」(ユーデミー)です。
月額契約などが無く、購入したビデオ講座は何度でも復習することができます。
人気があるのはPythonなどプログラミングやWEB開発系の講座ですが、ビジネススキル向けとして、Excelの講座もあるのです。
日本人講師が日本語で解説してくれる解説動画の価格は、1,000円台から1万円台まで揃っているものの、セール中に購入すると半額以下で手に入ることもあります。
1,000円から2,000円程度で購入できるなら、書店でとりあえずExcelの解説本を購入するよりはよっぽど理解が進むはずです。
2-2. Schoo
無料登録すると、特定のスキルに特化した講師が「生放送」で授業をしてくれるサービスが「Schoo」(スクー)です。
毎日多くの講師陣がアツい授業を展開していて、参加者はチャットで講師と直接対話することもできます。
学校や塾のように、分からないことがあればすぐに先生に質問できること、生放送授業は20時から22時の間が基本で、仕事をしながらでも参加しやすいことがSchooの大きなメリットです。
SchooではExcel活用術などの授業がいくつも行われており、録画授業も豊富にあります。
録画授業を視聴するには月額980円でプレミアム会員になる必要はありますが、年間契約すると2ヶ月分が無料になる特典つきです。
どれくらい利用するかはさておき、20秒あれば無料会員登録ができるので、まずは生放送授業からのぞいてみると良いでしょう。
2-3. Tech Academy
現役エンジニアがプログラミングを教えてくれることで有名な「Tech Academy」にも、実はExcelを学べるコースがあります。
Tech Academyのウリである「メンター制」により、チャットでいつでも質問ができるだけでなく、課題の完成度も細かく見てくれるなど非常に対応が手厚いです。
料金は4週間で75,900円(税込)と割高ですが、分割払いで月3,000円程度から利用できるので、短期間でスキルを実践的に身につけたい人向けのサービスといえます。
ただしバージョンは「Excel2013」なので、自宅や職場と少し仕様が異なっている場合もあることには注意してください。
3. Excel(エクセル)は最新版でないといけない?
数年に一度新しくなるExcelのダウンロード版の価格は、だいたい15,000円前後です。
また、月額制のExcel Online(Office 365)も13,000円ほどします。
新しいバージョンが出たからといって、その度に購入するには少し高いですよね。
実際のところ、目的次第では最新版でなくても問題ない場合があります。
最新版以外でも構わない理由と、最新版以外を使う際の注意点について確認していきましょう。
3-1. 最新版でなくても問題ない
Office製品は数年に一度バージョンアップをおこなっていますが、各ソフトの本質的な部分は変わっていません。
Excelで言えば、表計算の機能です。
例えば、指示された書類をExcel2016とExcel2019それぞれで作ろうとしたら、作業の流れは基本的に同じになります。
「うちの会社いまだにExcel2016を使っているけど大丈夫なのか」と心配になる人もいるかもしれませんが、会社のパソコンが必ずしも最新版になっていない場合があるのは、こういった理由からです。
3-2. 講座受講前に推奨バージョンを確認しよう
Excelを習得する時は、自分がどのバージョンを使っているかを把握しておきましょう。
Excelのソフトやアプリケーションを立ち上げ、「ファイル」>「アカウント」>「製品情報」まで開くと、製品やバージョン情報が記載されています。
オンライン講座などでは、「Excel2016以降」などバージョンを指定されていることもあるので、受講前にあらかじめ確認しておくと良いですね。
3-3. バージョンによって機能が少し変わっている可能性がある
Excelは新しいバージョンを出すたびに、操作画面の仕様を少し変えています。
そのため、指南書や講座と異なるバージョンを使うと、指示内容や操作の進め方が違ってくることもあります。
基本的には新しくなるほど便利に使うための機能も増えますが、職場で作業を効率化することが目的なら、会社と同じかそれに近いバージョンを自宅のパソコンでも使うことをおすすめします。
そのほうが、バージョンの違いに左右されることなく、習得したスキルを発揮できるはずです。
4. Excel(エクセル)とGoogleスプレッドシートの違いとは
オンライン型のMicrosoft365が普及してきたこともあり、最近ではExcelが入っていないパソコンがかなり出回るようになりました。
そういった場合でもExcelと似たような機能を使えるツールの一つに、Googleのスプレッドシートがあります。
スプレッドシートはGoogleのアカウントさえ持っていれば誰でも無料で使えるため、Officeを購入したり、契約したりする費用が無くても大丈夫です。
また、両者には互換性があるため、必要に応じてExcelファイルをGoogleスプレッドシートに、もしくはその逆にファイルを変換することができます。
それぞれの特徴を確認しておきましょう。
4-1. Excel(エクセル)の特徴
ダウンロードするにしても、オンラインで使うにしても、Excelはお金を払う必要があります。
しかしそのぶん、処理スピードが早いため膨大な計算の反映も一瞬であり、日本語フォントや羅線の種類、図やグラフの種類も多いので、印刷が必要な資料の作成には非常に便利です。
Apache Open Officeなどのソフトでは、社外とのやり取りで書式が崩れたり、文字化けしたりして仕事に支障が出ることもありますが、Excelならその可能性も抑えられます。
ただし、新しいバージョンで古いExcelデータを開くと、内容が変わってしまうケースもあるため、ファイルを開くときにどの部分が変更されるのかをしっかりと確認することが大切です。
4-2. Googleスプレッドシートの特徴
ソフトのダウンロードや購入要らずで、インターネット環境があれば誰でも無料で使い始められるのはもちろん、リンクを生成するだけで他の人とファイルを共有できるのが、Googleスプレッドシート最大のメリットです。
複数人で同時に作業ができるため、情報共有や仕事の進捗状況チェックにも使えます。
Excelだと、強制終了した時に自動保存から復元し損ねてデータを飛ばしてしまったという経験をお持ちの方もいるでしょう。
Googleスプレッドシートは常時自動保存してくれるため、定期的な保存は特に必要ありません。
基本はオンラインでの作業ですが、事前に設定をしておけばオフラインでの作業もできます。
この場合パソコンにデータが保存されるため、あらかじめパソコンの容量には余裕をもたせておくようにしてください。
5. まとめ
昨今はIT分野における需要の高まりもあり、エンジニアなどの職種に人気が集まっていますが、Excelはオンライン講座でそれらと肩を並べるくらい重宝されているスキルです。
事務職であればExcelを使う機会は非常に多いでしょうし、よく使う関数の知識くらいは最低限身につけておけば、仕事をする時に戸惑うことも少なくなります。
Excelが手元にあれば、旧バージョンだとしても知識や操作の習得には十分使えますし、Schooのように会員登録だけで使えるオンライン講座もあるので、お金をかけずに学習をスタートさせることも可能です。
そして、ある程度Excelが使えるようになったと思ったら、MOS資格取得に向けてMicrosoft 365を契約するなど、ステップアップしていくと良いでしょう。
ただし、いきなりガツガツと勉強を始めると長続きはしないので、「今日は動画を見るだけ」「この関数の意味がわかるまで」と小さな目標を立てて、毎日少しずつ取り組んでみてくださいね。