映像制作業界で制作スタッフとして仕事をしたい!制作スタッフになるためにはどうすればいいのか?

公開日: 2022/3/25
映像制作業界には、さまざまな役割の仕事があり、1つの映像を制作するだけでも、多くの方が協力して行います。

その中でも、映像制作は大きく分けて映像を撮影する時に活躍する制作スタッフと映像を撮影し終えてから活躍する技術スタッフの2種類に分かれます。

そして今回は、映像を撮影する時に活躍する制作スタッフになるための方法や仕事内容、未経験から目指す方法などを紹介します。

1. 制作スタッフの仕事内容


制作スタッフには、4種類の役割があり、それぞれ違った知識やスキルを持った方達が集まって映像を撮影します。

また、それぞれの役割によって仕事内容は違います。

まず最初に、制作スタッフの仕事内容を4つ紹介します。

1-1. プロデューサー

プロデューサーは、制作スタッフとして1番責任重大で撮影現場を仕切る役割をしています。

仕事内容は、映像制作のプロジェクトの進行や進捗をまとめたり、企画立案やスポンサー手配、出演者の選定・交渉やクライアントとの取引など、映像制作には欠かせない業務がほとんどです。

そのため、プロデューサーは映像制作に必要な知識やスキルが多く求められ、制作スタッフとして長いキャリアを積んでいる方が多いです。

1-2. ディレクター

ディレクターは、撮影現場で出演者やカメラマンなどに指示を出してプロデューサーの決めた演出に仕上げることが仕事です。

また、撮影現場によってはプロデューサーがディレクターと兼任する場合もあります。

さらに、撮影現場をうまく仕切り、他の制作スタッフたちをしっかりとまとめ上げる必要があるので、経験や知識が多く求められます。

1-3. アシスタントディレクター(AD)

アシスタントディレクターは、その名の通りディレクターのアシスタントをしてサポートすることが仕事になります。

仕事内容は、撮影のためのリサーチやスケジュール調整、ケータリングの手配や分析、その他多くの雑用です。

また、アシスタントディレクターとして経験や知識を積み、ディレクターへとキャリアアップするのが一般的です。

そのため、アシスタントディレクターはディレクターを目指している方が多いです。

1-4. 放送作家

放送作家は、番組の構成や流れ、出演者それぞれの台本などを考えて作成する仕事を行います。

そのため、自分だけの感性ではなく、多くの視聴者が興味・関心を持ってもらえるような面白い内容を考える必要があり、センスやユーモアなども求められます。

また、出演者や番組のテーマに沿って構成や台本を考える必要があるので、毎回違った角度で構成やセリフを考えます。

2. 制作スタッフに必要な知識やスキルとは


制作スタッフに求められる知識やスキルは、多く分けて3つあり、そのどれもが映像制作を行う上で、とても大切になります。

また、制作スタッフが持っている知識やスキルで、映像のクオリティや完成度が大きく変わるので、欠かさず身に付けなければいけません。

続いては、制作スタッフに必要な知識やスキルについて3つ紹介します。

2-1. コミュニケーション力

映像制作の現場は複数人の制作スタッフと協力して1つの映像を撮影します。

そのため、自分の意見や提案をしっかりとわかりやすく伝えられるコミュニケーション能力が大切です。

また、撮影を円滑に進めていくためにも、制作スタッフそれぞれが高いコミュニケーション能力を持っている必要があります。

特に、プロデューサーやディレクターは全体に指示を出す必要があるので、コミュニケーション能力がとても大切です。

2-2. コンテンツ企画力

1つの映像作品を制作する時は、客観的に見ても魅力があるようなコンテンツや企画がしっかりとまとまっているような番組に仕上げることを目標にします。

実際に、そういった内容を決めることによって、視聴率アップや番組の継続になどに大きく貢献します。

そのため、番組をより面白くするための、コンテンツ企画力がとても求められます。

特に、自分だけではなく、多くの方が面白いと感じられる内容を考えることが大切です。

2-3. チームマネジメント力

複数人の制作スタッフによって1つの番組は撮影を行うので、そこに参加している制作スタッフや出演者などをうまくまとめ上げて、管理するチームマネジメント力がとても大切になります。

また、プロデューサーやディレクターはもちろんのこと、アシスタントディレクターも場合によっては出演者にしっかり指示を出すなどの役割があるので、全てのポジションにおいて必要です。

そのため、制作スタッフは複数人が動いている現場でも、冷静に周りを見てチームをまとめ上げられるマネジメント力が高いです。

3. 未経験から制作スタッフになるには?


映像制作の経験がない方が、これから制作スタッフとして働きたい場合、どのような方法で制作スタッフになればいいのでしょうか。

また、未経験からでもなれるのでしょうか。

続いては、未経験から制作スタッフになるための方法や平均的な給与について紹介します。

3-1. テレビ局や制作会社に入社する

未経験から制作スタッフとして働く方法として、テレビ局や制作会社に入社するという方法があります。

大手の映像制作会社では、大人数の制作スタッフが参加するような大規模な映像撮影の現場にも参加することも可能です。

そのため、映像制作に必要な知識やスキルを身に付けやすく、多くの経験も学ぶことができます。

3-2. フリーランスで業務委託として働く

テレビ局や制作会社に入社する以外にも、フリーランスとして業務委託で仕事を引き受けることで、制作スタッフとして働くことも可能です。

また、最近ではフリーランスとして制作スタッフを行っている方も多く、一般的になってきているので、未経験からでも目指すことは可能です。

しかし、フリーランスとしてテレビ局や制作会社から仕事を受けるためには、複数の実績が求められることが多く、未経験からいきなりフリーランスとして活動することが難しいです。

そのため、未経験からフリーランスとして活動する場合は、Web動画やYouTube動画などの簡単な案件を複数件、引き受けてから番組制作の仕事を受けることをおすすめします。

3-3. 制作スタッフの平均給与はどのくらい?

制作スタッフは役割によって、仕事内容から収入まで大きく異なりますが、多くの場合、約400万円になります。

また、人気の番組を抱えているディレクターやプロデューサーは、年収約1,000万円以上を稼いでいる方も少なくありません。

そのため、自分の努力次第で収入を増やせる可能性が高くなります。

4. まとめ


映像制作を行っている会社で制作スタッフとして働きたいと考えているけれど、実際にどのようにして仕事をすればいいのか、どのような知識・スキルが必要なのかわからない方が多いです。

また、制作スタッフの仕事内容を知ることで、自分が実際に働いた時のイメージを付けやすくなります。

そのため、これから映像業界で制作スタッフとして働きたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみることをおすすめします。