
テレワーク、在宅勤務、自営型、様々な名称の違いについて・・在宅勤務のコツについて
「テレワーク」とは英語で「telework」と書きます。
「tele = 遠隔」「work = 働く」つまり、「遠隔で働く」という意味です。
とはいえ、リモートワークとの最大の違いは「オフィスに出社して働くのが基本」という前提があることです。
意味としては、テレワークもリモートワークも会社とは違う離れた場所で働くことで違いはありません。
「テレワーク」は国が働き方改革のひとつとして推奨した制度のため、テレビニュースや政府が発表する言葉は「テレワーク」が使われます。
会社に勤めながら、会社とは違う離れた場所で働くということで、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことを指しています。
1. テレワークとは
雇用型
雇用者型とは、企業に勤務する被雇用者が行うテレワークのことを指します。
在宅勤務
自宅を就業場所とするものです。
モバイルワーク
施設に依存せず、いつでもどこでも仕事が可能な状態なものです。
施設利用型
勤務 サテライトオフィス、コワーキングスペース、テレワークセンター、スポットオフィス等を就業場所とするものです。
自営型
個人事業者/小規模事業者等が行うテレワークです。
SOHO
主に専業性が高い仕事を行い、独立自営の度合いが高いものです。
内職副業型
勤務 主に他のものが変わって行うことが容易な仕事を行い、独立自営度合いが薄いものです。
2. リモートワークとは
「リモートワーク」とは英語で「remote work」と書きます。
英語の意味からはテレワークと変わらず、「遠隔で働く」という意味になる。
特徴的なのが、リモートワークという言葉を使うのは、IT系・Web系の業界に偏っている傾向があります。
IT系・Web業界で働くWebディレクター、デザイナー、エンジニアが、自宅やカフェ、コワーキングスペースを利用して会社以外の場所で働くことを「リモートワーク」と呼んでいることが多いです。
最後に在宅ワークは読んでそのまま「在宅でできる仕事」全般を指す言葉です。
リモートワーク、テレワークと違い、働く場所は「自宅」であることが前提の言葉です。
最近では商品のモニターやシール貼り作業などのいわゆる内職や自宅でできるアルバイト的な意味合いで使われることが多いです。
3. 在宅勤務をするための環境の整え方
在宅勤務を始めるなら、準備をする必要があります。PCと携帯があれば、在宅勤務をスタートさせることはできます。
しかし、唐突に在宅勤務を始めれば、失敗に終わってしまう可能性が高いです。
そこで、在宅勤務の始めるなら準備しておくべきことにについて紹介していきます。
3-1. 必須アイテム
動作の安定したPC
在宅勤務の必須アイテムのひとつがPCです。
PCのポイントは、動作が安定していることです。
在宅勤務の場合、PCが使用できなければ、業務が難しくなります。
そのため、不具合なく使用できるように、動作の安定さが求められます。
また、業務内容によっては、WordやExcel、PowerPointなどが必要です。
ネット経由でビデオ会議をする場合には、カメラやヘッドホンマイクも必要となってきます。
基本的に、在宅勤務で使用するPCは会社負担で支給するのが一般的であり、業務に必要なソフトやアプリ、備品も会社負担で購入するケースが多いです。
ネット環境
アイテムではありませんが、ネット環境も必須となっています。
ネット環境が整っていなければ、業務ができません。
また、ネット環境は光回線にしておくのがベストです。
具体的には「ソフトバンク光」や「So-net光」、「@nifty光」などが挙げられます。
セキュリティソフト
在宅勤務を導入するなら、セキュリティ対策を徹底するべきです。
セキュリティ対策として有効なのが、セキュリティソフト となっています。
情報の流出などを避けるためにも、セキュリティソフトを使用して、セキュリティ対策をするべきです。
具体的には「ウイルスバスター」や「ノートンシリーズ」、「ソースネクスト」などが挙げられます。
また、作業画面の自動撮影が可能である「F-Chair+」(参考:https://fchair-plus.jp/)もセキュリティ対策としてもおすすめです。
携帯もしくは在宅用のPHS
在宅勤務でも、携帯もしくは在宅用のPHSなどが必須アイテムとなります。
スカイプ(Skype)を利用すれば簡単にテレビ電話ができますが、社外の人へはスカイプを使用しにくいのが現状です。
社外の相手もスカイプを利用していれば可能ですが、利用していないケースもあり、携帯もしくはPHSを使用するのが無難です。
そのため、社外の人と連絡を取り合うための携帯もしくは在宅用のPHSが必要となります。
しかも、携帯やPHSを支給することにより、「電話代はどちらが支払うのか」や「公私のラインはどこか」などの経理的な面も簡単に解決することが可能です。
カメラやマイク
在宅勤務を導入すると、ビデオ会議やビデオ電話でコミュニケーションをとるケースがあります。
デオ会議やビデオ電話を行うなら、カメラやマイクが必要です。
また、カメラは内蔵型のPCにすることで、わざわざ購入する必要がなくなります。
3-2. 給与計算方法
在宅勤務の給与は、歩合給を導入するケースが多いです。
基本給を抑え、歩合給を多めにすることによって、在宅勤務でサボることを防ぐことができます。
また、在宅勤務では経費補助を出す会社が多いです。
ネット回線の費用や水道光熱費などを経費補助として、会社が負担するのが一般的になっています。
3-3. 勤怠管理
在宅勤務の勤怠管理は、ネット上でリアルタイムの勤怠管理を行う方法があります。
ネット環境が整っていれば、クラウド型勤怠管理システムを導入することによって、リアルタイムで勤怠管理をすることが可能です。
ちなみに、クラウド型勤怠管理システムは数多くあります。
具体的には、簡単操作で勤怠管理ができ、作業画面の自動撮影が可能な「F-Chair+」(参考:https://fchair-plus.jp/)などがおすすめです。
4. 社内で実施すべき配慮
4-1. 上司が実施すべき配慮
定期的なMTGの実施
在宅勤務を導入すれば、不安になるのがコミュニケーション不足です。
そこで、定期的なMTG(ミーティング)を行うのがおすすめです。
在宅勤務でも、ビデオ会議などを行なうことで、顔を見せながらのMTGが可能となります。
顔を見せながらのMTGにより、在宅勤務の社員だけでなく、上司や同僚も安心することができます。
4-2. 部下が実施すべき配慮
上司に業務メールをCCで送る
上司への配慮として、業務メールをCCにして上司に送信しておくのもひとつの方法です。
在宅勤務のデメリットは、仕事しているのかが見えにくい点となっています。
上司も、部下がしっかりと仕事しているか不安になります。
そこで、業務メールを上司にもCCで送ることにより、仕事していることを伝えることが可能です。
しかも、リアルタイムで仕事の進捗状況を伝えることもできます。
ただし、上司によっては「面倒だ!」と感じる可能性があるため、在宅勤務になったときに上司へCCで業務メールを送信するべきか相談してみるのがおすすめです。
5. まとめ
在宅勤務について理解することはできましたでしょうか。
すでに、在宅勤務を導入している企業は多くあります。
会社と社員どちらにもメリット・デメリットがあり、メリットを活かして、デメリットをケアすることができれば、在宅勤務は新しい働き方として魅力的です。
働き方改革が叫ばれている今だからこそ、在宅勤務も検討してみてください。