
事務職でも資格取得でキャリアアップは可能!事務職でお勧めの資格5選!
30代で事務職だけど、これからのキャリアアップを考えて資格を取得したい。
でも何の資格をとればいいかわからない。
今回は、そんな悩みに応える記事となっています。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・事務職で人気の資格5選
・資格の内容と勉強方法、取得までのおおよその時間
1. 資格があると有利な理由
資格を取得することで有利な理由は以下の3つです。
・やる気や経験のアピール
・給与アップや特定の仕事への就業につながる
・専門職へのキャリアアップにつながる
資格取得は、30代の事務職の女性にとって大きなメリットをもたらします。
自己成長の証や専門知識の獲得、給与面やキャリアパスの拡大など、さまざまな利点があるので、自身のキャリアの発展のために資格取得にチャレンジしてみてください。
2. やる気や経験のアピール
資格を取得することは、自身のやる気や専門知識をアピールする一つの手段です。
資格は、自己啓発やキャリア成長への意欲を示し、仕事に対する真摯な姿勢を示すものとされています。
経験だけでなく、資格取得によって自己成長を証明し、職場内での信頼や評価を高めることができるのです。
3. 給与アップや特定の仕事への就業につながる
資格を持つことは、給与面や就業の幅を広げるための有利な要素となります。
企業は、資格保持者に対して給与アップや特典を提供する場合もあり、特定の仕事やプロジェクトに関わるための条件として、資格を求められることもあります。
資格を取得することで、自身のキャリアパスにおいて選択肢が広がるでしょう。
4. 専門職へのキャリアアップにつながる
事務職であっても、資格を取得することによって専門職への道が開ける場合があります。
特定の資格を有することで、専門的な知識やスキルを身につけ、より上位のポジションや責任のある仕事に就くことができるでしょう。
資格取得は、自身のキャリアアップのための重要なステップとなってくるのです。
5. 事務職におすすめな資格5選
では事務職でもキャリアアップをねらえる、おすすめな資格を5個紹介します。
難易度や、勉強時間の目安も合わせて紹介しますので参考にしてみてください。
・MOS
・秘書検定 準1級
・日商PC資格2級
・日商簿記2級
・ビジネス・キャリア検定
5-1. MOS
MOSとは
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、Microsoft Officeソフトウェアのスキルを認定する資格です。
事務職においては、ExcelやWord、PowerPointなどの高度な操作や効率的な業務処理が求められるので、MOS資格を取得することで、Officeスキルの専門知識を証明し、仕事の効率化や生産性向上に役立つことができます。
難易度
MOSの難易度は比較的やさしいと言われています。
科目ごとに一般レベルと上級レベル(エキスパート)があり、上級レベルは一般レベルよりも難易度が高くなります。
ただ、Excelは、少々複雑な操作が必要になるため、その他の科目よりもレベルが高いと覚えておきましょう。
MOS試験は、合格基準も合格率も後悔していませんが、一般レベルは約80%、上級レベルは約60%と言われています。
勉強時間
受験する科目や、もともとの自分のスキルにもよって変わってきますが、目安としては以下のとおりです。
Excelスペシャリストレベル(一般)
オフィスを使用したことが無い :約80時間
業務で使用したことがある方 :約40時間
さまざまな機能を使いこなしている :約20時間以下
受験料・受験方法
MOS2019とMOS2016のWord、上級レベル(エキスパート)の受験料は、一般価格12,980円、MOS2013のWord、Excelの上級レベル(エキスパート)の受験料は、一般価格10,780円になります。
MOSの試験には、全国一斉試験と随時試験の2つの受験形式があります。
・全国一斉試験:
試験日が決められている試験で、毎月1~2回、日曜日に実施。
会場はパソコン教室が多いです。
・随時試験:
受験者が試験日を選ぶことができる試験。
1週間に1〜2日程度実施する教室が多く、毎日試験を実施している教室もあります。
5-2. 秘書検定 準1級
秘書検定とは
秘書検定は、秘書や事務職に求められる広範な業務知識やスキルを評価する資格です。
特に秘書検定の準1級は、高度な事務能力やコミュニケーションスキルが要求されるレベルで、組織内での重要な役割を果たす秘書として、幅広い業務に対応できる能力を身につけるためにオススメの資格です。
準1級は面接試験があるので、面接練習のために受ける人もいます。
難易度
秘書検定準1級の試験内容は以下のとおりです。
・筆記試験(130分):選択問題14問・記述問題9問の全23問
・面接試験:3人1組のロールプレイングで、挨拶・報告・状況対応の3つの課題
合格率は約40%前後と言われています。
まずは秘書検定3級合格を目指して勉強しましょう。
勉強時間
まず、筆記試験の勉強に必要な時間は、60~180時間と言われています。
1日1時間勉強したとして、2~6ヵ月かかる計算です。
面接試験は筆記試験に合格した場合のみ、受けることが可能です。
筆記試験から約1ヶ月後に行われます。
なので、筆記試験が終わって2週間~1ヵ月程度となります。
受験料・受験方法
秘書検定準1級の受験料は6,500円です。
秘書検定は受験する階級によって、試験開催の日程と試験開催数が変わります。
具体的には3級と2級は年3回、準1級と1級は年2回開催されます。
試験の日程は3級と2級は2月、6月、11月に実施され、準1級と1級は6月と11月に実施されるのが基本です。
5-3. 日商PC資格2級
日商PC資格とは
日商PC検定は、商工会議所が実施するパソコンの検定試験です。
内容は以下の3分野に分かれています。
・文書作成
・データ活用
・プレゼン資料作成
MOSと日商PC検定の違いは以下のとおりです。
・MOS:幅広い基礎力やボタン操作を覚える為の試験
・日商PC検定:実践力や仕事における知識も問われる試験
日商PC検定は、IT技術をビジネスの場で利活用するために必要な知識とスキルが問われる試験なのです。
難易度
日商PC検定2級の試験内容は以下のとおりです。
・文書作成:知識(択一式)15分、実技40分
・データ活用:知識(択一式)15分、実技40分
・プレゼン資料作成:知識(択一式)15分、実技40分
知識、実技の2科目とも、70%以上の正解が合格基準です。
合格率は2級だと66%前後なので、しっかり勉強していれば問題なく合格できそうですね。
勉強時間
勉強時間に関しては以下のとおりと言われています。
・1級:1ヶ月程度
・2級:約60時間程度(3級合格者は約30時間程度)
・3級:約30時間程度
いきなり2級を受けるのが不安な人は、まず3級に合格できるようにしましょう。
受験料・受験方法
受験料は7,330円となっています。
日商PC検定試験は、2級、3級であれば随時受験可能です。
なので商工会議所パソコン教室に問い合わせて、自分の都合のいい日に受験が可能で、合否も即日わかります。
5-4. 日商簿記2級
日商簿記とは
簿記は、企業の経営活動を記録・計算・整理して、企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能で、この習得度を測るのが、日商簿記検定試験です。
経理・財務担当者だけでなく、あらゆる企業、職種に携わる人たちに必要不可欠なビジネススキルとなっているのです。
難易度
日商簿記2級の合格基準は商業簿記60点・工業簿記40点配点の100点満点中70点以上が合格基準です。
また合格率は、平均して21.5%と低く、難易度は高いと言えますが、その分取得すれば自分の武器になり、キャリアアップにつながります。
勉強時間
日商簿記2級の合格に必要な時間は、以下が目安となっています。
・通学・通信講座を利用する:150~250時間
・独学:250~350時間
受験料・受験方法
日商簿記2級の受験料は、4,720円です。
受験方法は2種類あります。
・筆記試験:年3回(6月、11月、2月)
・ネット試験:随時(全国のテストセンターで受験可能)
出題範囲や、試験時間は同じなので自分に合った受験方法を選びましょう。
5-5. ビジネス・キャリア検定2級
ビジネス・キャリア検定とは
ビジネスキャリア検定とは、特定の職種に必要な専門知識のスキルがどれほど備わっているかを評価するための検定のことです。
人事や経理、営業、生産管理といった職種の試験が中心となります。
以下8つの試験分野があり、自分の職種にあったものを選択しましょう。
・人事・人材開発・労務管理
・経営情報システム
・経理・財務管理
・営業・マーケティング
・生産管理
・企業法務・総務
・ロジスティクス
・経営戦略
難易度
ビジネス・キャリア検定は4つの級に別れています。
・BASIC級:試験は4択で合格率約70%
・3級:試験は4択で合格率約40~50%
・2級:試験は5択で合格率約40~60%
・1級:試験は5択で合格率約10%
2級でもそこまで合格率は低くないため、社会人経験がある程度あれば2級からスタートしてみましょう。
勉強時間
問題は選択式であり、試験時間も広くはありません。
さらに、同じ問題が繰り返し出題されるので、過去問中心に対策をしていれば簡単に合格することができます。
受験する級にもよりますが、2級であれば2ヵ月勉強すれば取得は可能です。
受験料・受験方法
受験料は2級であれば、7,700円です。
試験は年2回おこなわれていて、前期は10月頃で後期は2月頃となっています。
ネット試験は無いので、もし受験を考えているのであれば、受験申請受付期間と試験実施日は必ず確認しましょう。
6. まとめ
今回は、取得すれば事務職でもキャリアアップを狙えるおすすめな資格を5つ紹介させていただきました。
事務職の方にとって、資格取得はキャリア成長の一翼を担う重要なステップです。
資格を持つことで、やる気や経験をアピールし、給与アップや特定の仕事への就業への道を開くことができます。
さらに、専門職へのキャリアアップにもつながるのです。
自身の成長を応援し、さらなる成功を手にするために、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてください。