映像制作を行う行にはどのような仕事があるのでしょうか?映像制作に関わっている職種の一覧を紹介!

公開日: 2022/8/19
映像業界の仕事には、さまざまな役割を担っている方がたくさんおり、複数の職種に分かれているので、同じ映像業界でも職業によって必要なスキルや知識が大きく変わり、専門性も高いです。

また、映像業界は、多くの方にとって馴染みの少ない業界なので、具体的にどのような仕事をしているのか、どのような役割があるのか、などイメージしにくいと思います。

そこで今回は、映像業界に関心がある方に向けて、「どのようなスキルが必要なのか」「未経験からでも目指せるのか」などについて紹介します。

1. 映像業界の職種は2種類


映像業界にはさまざまな職種があり、それぞれが違う役割を担っていますが、大きく分けると、企画や運営を行う「制作スタッフ」と動画作成を行う「技術スタッフ」の2種類に分かれます。

まず最初に、この2種類の職種について紹介します。

1-1. 企画や運営を行う「制作スタッフ」

制作スタッフは、多くの方に関心を持ってもらえるような企画やテーマを考えて、実際に演者や出演者などを決めます。

さらに、番組の構成や流れ、細かいセリフや出演者の管理など、映像を撮影している間にも、さまざまな仕事をこなしています。

また、撮影中の運営活動は、良い映像を撮影するためにとても大切になります。

1-2. スキルを生かして動画を作る「技術スタッフ」

技術スタッフは、撮影が完了した映像を編集したり加工したりして見栄えや見やすさを調節します。

また、映像撮影中もカメラや照明、音声などの管理、調節を行いながら、良い映像が撮影できるようにサポートします。

さらに、撮影スタジオのデザインなども、技術スタッフが見栄えが良く番組のテーマに合ったデザインにするなども仕事の1つです。

2. 制作スタッフの仕事内容


同じ制作スタッフにも、4種類の役割があり、それぞれが違った仕事を行います。

続いては、制作スタッフの仕事内容を役割別に4つ紹介します。

2-1. プロデューサー

プロデューサーは、映像制作においてもっとも責任重大なポジションで、企画や予算、出演者、テーマやスポンサーの手配などさまざまな決定を行います。

そのため、番組を成功させるためには欠かせない仕事の1つです。

また、多くの知識やスキルや番組を人気にさせることなどが求められるので、大変ですが、完成した時の達成感はとても大きいでしょう。

2-2. ディレクター

ディレクターは、撮影現場で監督を行い、多くの技術スタッフのマネジメントを行う仕事です。

1つの映像を撮影するためには、多くの技術スタッフや制作スタッフが動いているので、その全体をうまくまとめて、作業を円滑に進めることが大切です。

また、進行管理やトラブル対応、出演者への指導などもディレクターの大切な仕事になります。

2-3. アシスタントディレクター(AD)

アシスタントディレクターは、その名の通りディレクターのアシスタントを行うポジションになります。

そのため、撮影に必要なリサーチや小道具や設備品の発注、日程調整や取引先へのレンアクなどさまざまな業務を担当します。

また、ディレクターのみでは手が回らない場合は、アシスタントディレクターが担当することがほとんどなので、他にも多種多様な業務を行うので、撮影中や撮影段取り中はとても忙しいです。

2-4. 放送作家

放送作家は、撮影する番組の企画や流れ、テーマを考えて台本などを作成します。

さらに、ただ企画を行うだけではなく、出演者の個性や特性も視野に入れながら面白い内容を考えなければいけません。

また、視聴者からのお便りや質問コーナーなどには、多くのコメントから面白いものを厳選する役割もあります。

3. 技術スタッフの仕事内容


技術スタッフには3種類の役割があり、制作スタッフと同様に、それぞれが違った仕事を行います。

続いては、技術スタッフの仕事内容と役割別に3つ紹介します。

3-1. カメラマン

カメラマンは、アングルや色彩調整、カメラワークなど映像を綺麗に撮影するために必要な要素を調整します。

また、撮影は屋内のスタジオだけではなく、屋外や自然などでも行うため、天候や特殊な環境でも柔軟に対応して撮影することが大切です。

さらに、カメラの写り方1つで番組を見ている方の興味や関心を引けるかが大きく影響するので、番組を見ている方のことも考えて撮影します。

そのため、撮影する以外にもさまざまな創意工夫が必要です。

3-2. 音声・照明・美術スタッフ

音声・照明・美術スタッフは、出演者の会話や効果音、スタジオや出演者の照明、スタジオのデザインなどを担当します。

音声が大きすぎても小さすぎても聞き辛く、照明は明るすぎず暗すぎずなど、些細な調整が必要で、スタジオごとに音量や明るさも変わるので、高い技術が必要です。

また、音声・照明・美術はまとめて1人が行うことがほとんどなく、各調整にそれぞれ専門のスタッフが配置されます。

3-3. 動画編集

動画編集は、撮影された映像を指定の時間にカットして調節したり、テロップやモザイク、素材の挿入などを行います。

さらに、音声や照明など事前に行われている場合でも、動画編集の段階で再度調節や加工を行います。

また、番組の内容や空気感などによって、編集のテイストや文字のデザインも変わることが多いので、番組ごとに違った編集を行います。

4. 未経験でも映像業界の仕事はできる?


未経験からでも映像業界の仕事を行うことは可能ですが、映像業界に必要なスキルや知識を身に付けなければいけません。

また、職種によって求められるスキルや知識は違うので、自分の目指したい職種に合わせて身に付けましょう。

続いては、制作スタッフと技術スタッフ、それぞれに求められるスキルを紹介します。

4-1. 制作スタッフは企画力やコミュニケーション力が必要

制作スタッフは、番組を面白くする企画考案力や他の制作スタッフとの連携した業務を行ったりマネジメントするためのコミュニケーション能力が必要になります。

番組を円滑に撮影するためには、的確な指示や管理、構成などが大切でそれらの業務を担えるスキルが大切です。

そのため、未経験から映像業界で制作スタッフの仕事を行いたい方は、企画力とコミュニケーション能力を身に付けましょう。

4-2. 技術スタッフは機材や編集ツールを扱うためのスキルが必要

技術スタッフは、カメラや照明、編集ソフトなど、さまざまな機材やツールを扱う仕事が多いので、それらを扱えるスキルや知識が必要です。

また、基礎的なスキルだけではなく、専門的でクオリティの高いスキルも求められます。

そのため、未経験から映像業界で技術スタッフの仕事を行いたい方は、機材や編集ツールを扱えるスキルや知識を身に付けておきましょう。

5. まとめ


映像業界は、1つの番組を制作するために多くの予算や人員を導入し、とてもクオリティの高い作品を制作します。

さらに、それぞれの役割を担うポジションの方、全てに重要な仕事があり、どのポジションも欠かさずに必要です。

そのため、これから映像業界で仕事をしたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考に、自分がどのポジションに向いているのか?どの仕事を行いたいのか?考えてみることをおすすめします。