
【2021年】いま人気のあるスキルシェアサービスおすすめ8選!簡単で使いやすいのはどのサイト?
昨今は、パソコンやスマホがあれば自宅でも仕事ができることから、自分の趣味や特技、知識を活かして本業や副業をする人が増えています。
実際、どのくらいの人がスキルシェアサービスを利用しているのでしょうか。
情報総合研究所と、一般社団法人シェアリングエコノミー協会の共同調査により、自分のスキルをシェアする、いわゆる「スキルシェア」の市場規模についての調査結果が発表されました。
(「シェアリングエコノミー関連調査2020年度調査結果」2020.12)
報告によると、スキルシェアの市場規模は2018年度が2,111億円であるのに対し、2025年度には5,780億円から8,291億円、2030年度には13,027億円もしくは26,625円になるという予測が出ています。
つまり、10年後にはスキルシェア市場が約10倍まで拡大することが見込まれているほど、注目度が高く、チャンスのある市場なのです。
しかし実際は、スキルを売り買いしたいと思っていても、利用できるサービスはいくつもあり、どのサイトに登録したらいいのか悩んでしまいますよね。
そこで本記事では、スキルシェアサイトの違いや、本格的にスキルシェアを始めたい人におすすめのサイトについて詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
1. スキルシェアサービスとは
そもそもスキルシェアとは、趣味や特技をスキルとして売買することをいいます。
例えば、英会話を学びたいと考えている人(スキルを買い求める人)は、「英語が得意で英会話レッスンができる人」(スキルを売りたい人)に、スキルを教えてもらったり、指導や助言をしてもらった対価として報酬を支払うといったものです。
個人的なツテや紹介という手もありますが、その場合は本当にスキルを売りたい人と利用したい人が出会う機会に恵まれず、うまくマッチングできないことも少なくありません。
しかし、スキルシェアを売買できるサイトやアプリに登録すればより範囲が広がり、オンラインでサービスのやりとりをすることで、以前では出会えなかったような相手を見つけることも可能となります。
そのため、最近ではスキルシェアサービスを利用する人が続々と増えているのです。
種類としては、次のように4種類に分けられます。
- 何でもありの総合サイト
- 特技や趣味を生かせるサイト
- 仕事の知識を生かせるサイト
- 専門的なスキルを生かせるサイト
スキルシェアサービスにもそれぞれ「ビジネスに強い」「個人間の取引がしやすい」などの強みがあるため、やみくもに登録するよりもまずは、「自分が何を売買したいか」を基準に選んでいくのがおすすめです。
なお、スキルシェアサービスを利用する以上、スキルを売って得た報酬からはいくらまでが手数料として引かれるのか、相手とのやり取りは何で行うのかといった使いやすさにも意識を向けましょう。
スキルシェアを収入の柱にしていくためには、続けやすいサービスを利用するのが一番です。 それでは各スキルシェアサイトの内容について、詳しくみていきます。
2. 総合的なスキルシェアサイト
主婦やフリーランスなど利用者数が幅広く、簡単なアンケートから記事のライティングなどあらゆるスキルが売買されているのが、総合的なスキルシェアサイトです。
大手で有名どころだと「クラウドワークス」や「ランサーズ」があります。
2-1. クラウドワークス
とりあえずスキルシェアサービスを使ってみたい人におすすめなのが、クラウドワークスです。
クラウドワークスは、「クライアント」が提示する内容を、その仕事や報酬に合意した「クラウドワーカー」が受注しスキルをやり取りするサイトで、2020年3月時点の利用者が362.9万人と非常に人気があります。
ブラウザからの利用以外にアプリがあり、スマホで契約相手とメッセージのやり取りをしたり、売上金を確認するのも簡単です。
案件は「タスク」や「プロジェクト」などのカテゴリやキーワードで簡単に検索できるようになっており、初めてスキルシェアを利用する人でも簡単に使えるため、常時数多くの案件が売買されています。
2-2. ランサーズ
ランサーズは、サポート窓口が24時間365日対応しており、利用者満足度が高いクラウドソージングの一つです。
クライアント(発注者)が提示するタスク案件やプロジェクト案件、コンペ案件から契約するようなところはクラウドワークスと同じで、仕事を見つけやすいサイトの作りになっています。
違いを挙げるなら、法人とフリーランス(個人事業主)のマッチングに特化しているという点でしょう。
個人でコンサルや営業、システム開発などのスキルシェアをしたい人向けのサービスと言えます。
3. 特技・趣味を生かすスキルシェアサイト
楽器の演奏や料理など、自分の特技や趣味を生かせるようなスキルシェアも人気です。
「好きなことの延長でお金を稼ぎたい」「得意分野を生かしたい」と考えている人に向いています。
3-1. CMでおなじみ!特技を売買する「coconala」
「coconala」は、自分の特技を中心に売り買いするサービスです。
「得意な売り買いココナラ!」というキャッチーなCMでもおなじみですね。
coconalaでも、デザインやWEBサイト制作のような仕事に近いカテゴリもありますが、占いや悩み相談、写真撮影など、好きなことの延長でできるスキルシェアが多いです。
他のサイトに比べると比較的本音に近い口コミが書き込まれるため、売る側の実力さえあればランキングの上位に表示されるようになり、より多くの案件を獲得できます。
なお、趣味や特技とは少しジャンルが異なりますが、税理士への確定申告相談も広く募集されているので、フリーランスの利用にもおすすめと言えます。
3-2. 料理やハンドメイドを学べる「ストアカ」
「ストアカ」は、作り置きレシピを教えてくれたり、初心者向けのDIYを指導してくれたりするような、何かを「教えたい人」と「学びたい人」を結びつけてくれるスキルシェアサイトです。
簡単に言えば、誰でも先生やその生徒になれるようなサービスと言えます。
オンラインレッスンや対面のワークショップなどの開催場所を選べること、これまでの講座受講人数が分かることなど、双方向にとって安心して利用できるのもポイントですね。
4. 知識を生かすスキルシェアサイト
仕事を通して学んだ経歴や知識を生かせるスキルシェアサイトもあります。
4-1. ビジネスの知識に特化した「ビザスク」
「ビザスク」は、法人と法人、もしくは法人と個人事業主を中心にしたスキルシェアサービスです。
依頼者は謝礼を支払う代わりに、企業が欲しい知識を専門家(アドバイザー)から提供してもらったり、「スポットコンサル」といって、会社の経営について1時間相談にのってもらったりすることができます。
具体的にどのような専門家がいるのかは、無料登録をしないと閲覧することができません。
しかし、大企業や大手の金融機関なども利用実績に名を連ねているほか、実名登録された10万人以上のアドバイザーがいることからも、無料登録して利用する価値は大いにあるでしょう。
4-2. 多ジャンルのメンターが揃う「MENTA」
「MENTA」は、習いたいことや学びたい分野のメンター(助言者)から、ビデオ通話やチャットなどのオンラインツールでアドバイスを受けることのできるサービスです。
メンターと依頼者はアプリやブラウザから募集や依頼、やり取りができるようになっています。
MENTAではメンターと依頼者の結びつきを生かして、依頼者がスキルや知識を獲得できるよう支援します。
一見、他のスキルシェアサービスと同じような内容にも思えますが、MENTAの契約は基本的に月額課金で結ばれており、単発契約はどちらかと言えば少なめです。
これはメンター側で考えれば、スキルを高めたい依頼者が継続利用するため、収益を安定して得られるというメリットがあります。
ただし、報酬の受け取り時には20%が差し引かれる点に注意してください。 ちなみに、メンターの数は1,500人とやや少なめではありますが、その半分以上がエンジニアです。
プログラミングの独学に途中で挫折してしまったような人や、本当はスクールに通いたいけれどその時間やお金が無いという人にぴったりといえます。
MENTAは2020年10月にランサーズにグループ化されており、今後はMENTA登録者がランサーズで案件を獲得し、報酬を得られるような仕組みが加速していきそうです。
5. 専門スキルをシェアできるサイトもある
最後に紹介するのは、専門的な資格をもった人が仕事を受けられる、もしくは専門的な知識や資格をもった人に相談できるようなスキルシェアサービスです。
5-1. いつでも医療相談できる「LEBER」
「LEBER」(リベール)とは、身体の症状を24時間365日医師に相談ができるアプリです。
熱っぽい、喉が痛いといった症状を伝えると、登録されている医師からどのような対応を取れば良いのか教えてもらうことができます。
早い時には3分ほどで返信がくるため、病院に行きたくない人や、病院に行く時間が取れないような人でも利用しやすいのが特徴です。
最近では、体調管理に役立てようと企業や学校単位で導入されるところも多くなっています。
ただし、利用には費用がかかることには注意が必要です。
アプリ自体は無料でダウンロードできますが、相談自体には300円から1,000円以上の費用がかかります。
月内の利用が複数回にわたる時は、月額350円のプレミアム会員、月額550円のスーパープレミアムを利用することで、相談し放題にすることも可能です。
5-2. プロのカウンセリング・コーチなら「Cotree」
「Cotree」(コトリー)は、ビデオ通話やチャットなどのオンラインで24時間いつでもカウンセラーに相談ができるサービスです。
Cotreeに登録されたカウンセラーはいずれも厳しい審査を通った精鋭揃いで、190人以上が在籍しています。
アメリカなど海外では比較的カウンセリングが広く受け入れられていますが、日本ではまだまだ簡単にカウンセリングを利用できる場所や機会が多くありません。
一方、オンラインで対応してもらえるCotreeなら場所を問わず相談ができるため、クリニックには通いづらいという人でも使いやすいと言えます。
なお費用に関しては、ビデオや電話のカウンセリングが45分5,000円から、チャットによる相談は2週間で8,000円からです。
また、Cotreeはカウンセリング以外にコーチング事業をおこなっており、夢や目標に向けて動き出せるようにサポートしてもらうこともできます。
いずれも、無料でできるマッチング診断で自分に合ったカウンセラーやコーチに出会えるので、気になる方は一度利用してみると良いでしょう。
6. まとめ
スキルシェアサービスについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
クラウドソーシングと言えば、クラウドワークスやランサーズを思い浮かべる人も多いですが、実際は趣味や特技、ビジネス知識の提供など非常に幅広い分野でスキルやサービスの売買も非常に多く行われています。
特に副業解禁やコロナ禍の影響、在宅勤務の推進などでこれまでにない追い風が吹いている状態です。
自分の得意なことや経験を何か生かしてみたいと考えている方は、サイトの使い勝手や手数料などを踏まえた上で、より自分の合ったサービスに登録してみることをおすすめします。
ただし、カテゴリの上位にこないとなかなか依頼がこないこともあるので、受注者として安定した仕事を得られるようになるまでには少し時間がかかるでしょう。
最初のうちはプロフィール欄を充実することや、複数個のサービスに登録することが報酬獲得への近道なので、まずは地道に顧客を広げていけると良いですね。