不登校の子どもは、何かしらの理由があって学校に行きたがらないことが多く、接する時にも注意が必要です。

また、間違った対応をしてしまうと再登校しようと思わなくなってしまう可能性もあります。

まず最初に、不登校の子供にしてはいけないことを2つ紹介します。

感情的になること

クラスメイトからのいじめや揉め事、勉強についていけなくなってしまったなど、さまざまな理由から不登校になる子どもは多いです。

さらに、その出来事がトラウマになってしまい学校に行くことが怖いと感じてしまっている場合もあります。

そのような不安定な精神状態の子どもに対して感情的に接してしまうと、さらに精神状態を悪化させてしまう可能性が高くなるので、十分に注意しましょう。

また、できるだけ優しく肯定的に接することが効果的です。

行動を強要すること

不登校の子どもに対して学校に登校することや友達と遊ぶこと、勉強をすることなどを強要して行わせると、子どもに大きなストレスを抱えさせてしまう原因になります。

また、家族に自分が嫌でやりたくないことを強要されたことで、今まで以上にそれらの行動が嫌いになってしまい、再登校などをさせずらくなる可能性が高くなります。

特に、小学生は親にされた嫌な出来事が大人になってからも消えずに、精神的な負担になることもあるので注意しましょう。

そのため、子どもが嫌がることややりたくと思っていることは、強要させずに見守ることをおすすめします。

不登校になり1日のほとんどの時間を家で過ごしている子どもは、どのように過ごすことが効果的なのでしょうか。

また、不登校の子どもに対して、家族がしてあげられることは何があるのでしょうか。

続いては、不登校の子どもが家でどう過ごすのか？について3つ紹介します。

まずは心を休める

不登校の子どもには、学校生活の中で溜め込んでしまっている精神的ストレスが多くある場合が多いので、まずは家でゆっくり心を休めることを優先しましょう。

精神的ストレスによる疲労は、怪我や身体的な疲労と違い簡単には回復せず、ケアも繊細です。

また、心が回復していない状態で、勉強や外出などを無理にしてしまうと、さらに精神的な疲労が増えてしまうので、よくありません。

親子のコミュニケーションを増やす

不登校になると、先生やクラスメイトとのコミュニケーションを撮る機会が無くなり、1日の中でほとんど誰とも話さない状態になります。

その状態が長く続いてしまうと、コミュニケーション能力の低下にも繋がってしまうので、親子でのコミュニケーションを増やすことが大切です。

また、「おはよう」「おやすみ」などの挨拶でも、効果的なコミュニケーションなので、積極的に行いましょう。

本人の好きなことをやらせてあげる

子供は好奇心旺盛で、さまざまなことに興味・関心を抱きます。

また、不登校の子どもの場合でも好きなことややってみたいことはいくつかあり、我慢していることも多いので、本人が楽しめたり好きなことを積極的にやらせてあげましょう。

好きなことをしているとストレスも溜まりづらく、精神的なストレスも和らぐので、とても効果的です。

また、勉強に一切関心がないのなら、勉強を無理にさせる必要はありません。

不登校の子どもに学校や友達についての話をしたり、無理にポジティブに接することはあまり効果的ではありません。

そのため、不登校に子どもに対しては、できるだけ尊重してあげることが大切ですが、家庭でのルールや勉強なども心配になります。

続いては、不登校の子どもにおすすめのおうち時間の過ごし方について4つ紹介します。

工作やイラストなどのクリエイティブに挑戦

紙パックやダンボールなど、普段使い終えたらすぐに捨ててしまうような材料で、子どもでも簡単に取り組める工作やイラストやパズルなど、クリエイティブなことに挑戦することは、脳への刺激になり効果的です。

また、クリエイティブなことに関心を持ち、もっと知りたいと思ってもらえる可能性もあるので、子供の可能性を広げる手段としてもおすすめです。

家事を手伝ってもらう

子どもが不登校なことや勉強をしないことは全て許容してあげる代わりに、家庭内でのルールや決め事をして、家事を手伝ってもらうことも効果的な過ごし方です。

1日中楽しいことをしているのも悪くありませんが、誰かのために頑張るという経験も子どもにとってはとても貴重なことなので、家事を通してそれを知ってもらえるかもしれません。

また、家事を積極的に手伝ってくれるようになったら、その時間で家族とのコミュニケーションが増えて、子ども心も明るくなります。

散歩やジョギングなどの運動をする

1日中家で過ごしていると、運動不足になってしまったり、生活習慣が乱れてしまう可能性もあります。

そうなってしまうと、子どもの健康問題なども心配が出てくるので、散歩やジョギングなどの運動習慣を取り入れてみることをおすすめします。

しかし、子どもが外出や運動を嫌がっている場合や、まだ家から出られるような状態ではない場合は、無理に外に出さないようにしましょう。

また、最初は、数分程度の軽い運動から始めることがおすすめです。

自主学習をする

学校で授業を受けたり宿題を行ったりする機会がほとんどないと、いざ再登校できるようになった時に、クラスメイトと大きな遅れをとってしまいます。

また、子どもにとって勉強はとても大切なことなので、子どもがある程度心の疲れが取れ、安定してきたら自主学習も効果的です。

学校でみんなと同じペースや時間割で勉強することが難しいと感じている子どもでも、慣れた自宅で自分の好きなペースで勉強することができれば、勉強が好きになるきかっけになる可能性もあります。

そのため、おうち時間は自主学習をして過ごすことも効果的です。