0からベランダでガーデニングを始めよう!少しでも手間要らずの可愛いお花、必要な道具や土や肥料も解説します

公開日: 2023/9/29

ガーデニングはベランダやバルコニーなど限られた空間でも楽しむことができます。

特にベランダのガーデニングは1鉢からでも簡単に始められるため初心者の方にもおすすめです。


ガーデニングは始めたいけど何を選んだらいいかわからない、そんなガーデニング初心者の方のために、おすすめの植物や準備するもの、ベランダガーデニングの注意点について解説します。

1. ベランダガーデニングを始める前に


マンションやアパートなど集合住宅のベランダにもルールやマナーがあります。

近隣トラブルやガーデニングの失敗を防ぐためにも、あらかじめチェックをしておきましょう。

1-1. 建物の規約事項を確認

ベランダ部分は共有スペースのため、入居者の好きなように利用することは基本できません。

ベランダに置ける鉢の数が決まっていたり、勝手に椅子やテーブルを置くと注意を受ける場合もあります。

使用規律などでルールを確認しておきましょう。

1-2. 避難経路の確認

避難経路はふさがないようにします。

また避難はしごが設置されている場合は蹴破り戸の周りに物を置いてはいけないため注意が必要です。

1-3. 排水溝の確認

水やりや雨で出た水をしっかり排水するためにも、排水溝は定期的に掃除を行い排水溝をふさがないように気を付けましょう。

1-4. 室外機の確認

室外機から出る風で植物の葉を傷めることもあります。

風が当たる範囲を考慮して植物の置き場所を決めると良いです。

1-5. 日の当たる場所の確認

ベランダがどの方角にあるのか、日当たりはどの位あるのかを確認します。

日当たりがよいと植物を育てやすいと思われがちですが、夏場は熱しすぎてしまうため注意が必要です。

影を作ってあげたり、鉢を地面へ直置きしないなど対策をしましょう。

2. ベランダガーデニングおすすめの植物は?


ガーデニングで育てる植物は自分の好みで選んでもいいのですが、初心者には育てることが難しい草花も存在します。

失敗しないためにも、まずは初心者でも簡単に育てられる植物からスタートしてみましょう。

ガーデニング初心者におすすめの植物をご紹介します。

2-1. おすすめの花・観葉植物

花や観葉植物は初心者でもお手入れがしやすいものが多く、花の彩りを楽しんだりインテリアとして楽しむこともできます。

・パンジー
・マーガレット
・キンセンカ(カレンデュラ、ポットマリーゴールド)
・サンスベリア
・モンステラ
・サボテン


パンジーやマーガレット、キンセンカ(別名カレンデュラ、ポットマリーゴールド)は開花期間が長くガーデニングの花として大変人気です。


比較的お手入れもしやすいため初心者にはおすすめの花といえます。


他にも観葉植物のサンスベリアやモンステラは、少ない水でも育てられるため初心者向きです。

コンパクトな卓上サイズも販売されているため、部屋のインテリアとして使うこともできます。


また最近人気のサボテンなどの多肉植物も、少ない水やりで済むため育てやすい植物です。

種類も多く、大型のものから小型のサイズまであるため自分好みで選んでみると良いでしょう。

2-2. おすすめのハーブ・野菜

ハーブや野菜と聞くと上級者向けのイメージがありますが、初心者でも気軽に育てられる種類もたくさんあります。

家庭菜園の魅力は自分で収穫して新鮮な状態ですぐに味わえることです。

一度の収穫量も多いので家計にも優しいですね。

・バジル
・ペパーミント
・レモンバーム
・ローズマリー
・ミニトマト
・オクラ
・ピーマン


ハーブは成長が早いため初心者にも育てやすい植物といえます。

料理に使ったり、部屋に飾ったりと様々な方法で楽しむことができます。


野菜は植え付けが4月〜6月となり、夏には収穫をすることができます。

ミニトマトやオクラ、ピーマンはプランターでも栽培することができるため、野菜の知識がない初心者の方でも比較的育てやすいと言えます。

3. 必要な道具や肥料は?


ベランダの確認と育てる植物が決まったらさっそく道具を用意しましょう。

ガーデニングに必要な道具や肥料についてご紹介します。

3-1. スコップ

ガーデニングで使うスコップは先端が細く土を掘り返すのに適したものと、先端が四角い土を入れるのに適した2種類があります。

3-2. 手袋・グローブ

素手で作業すると土や肥料が爪の間に入り込んでしまったり、トゲが刺さったりすることもあります。

苗を植えこむ時だけでなく、日頃のお手入れをする際にも持っていると便利です。

3-3. ジョウロ・霧吹き

ジョウロはベランダまで運びやすく、水やりの際も安定して使いやすいものを選ぶようにしましょう。

多肉植物には霧吹きがおすすめです。

3-4. ほうき・ちりとり

ベランダでガーデニングをするとどうしても周りに土が落ちてしまったり、枯れた花や草で床が汚れてしまったりします。

すぐに掃除ができるように、ほうきやちりとりをあらかじめ用意しておくと便利です。

3-5. 鉢・プランター

小さすぎたり浅すぎる鉢は根が詰まることで根腐れを起こしてしまったり、土の中の水分が不足しやすくなります。

鉢はある程度深さのあるものを選びましょう。

形やデザインなどおしゃれなものもたくさんあるので、気に入った鉢やプランターを探してみてください。

3-6. 培養土

ガーデニングには草花用の培養土を使います。

ホームセンターでも売っている「草花用培養土」はあらかじめ数種類の土がブレンドされているので初心者にはおすすめです。

3-7. 肥料

肥料には「元肥」と「追肥」があり、それぞれ適したタイミングで植物に与えることで成長を促します。

元肥は種や苗を植える際に使用します。

「元肥入り」や「初期肥料配合」と記載されている培養土はあらかじめ肥料が混ざっているため、別途で元肥を混ぜる必要はありません。


追肥は生育に応じて必要な栄養を追加するための肥料です。

作物によっては不要な場合もあります。

3-8. 鉢底網

鉢底に敷きます。

土の流出防止や通気性を良くし、根腐れを予防します。

スリット鉢は鉢底の排水性がいいため、鉢底網を使用せず鉢底石を使うと良いでしょう。

4. ガーデニングの虫対策!


ベランダでガーデニングをする場合でも虫の対策は必要です。

害虫が増えると植物を食べてしまったり、枯らしてしまう恐れもあります。


害虫が出る前に予防をすることや、普段から植物をよく観察をし害虫を見つけたら早めに駆除をすることが大切です。

4-1. 湿気の多く暗い場所はNG

虫は暗くて湿気の多い場所や、枯れ葉の中に集まってきます。

植物の鉢は密集させないで風通しをよくし、鉢の下やベランダの隅をこまめに掃除をすることで虫を寄せ付けない環境を作ることができます。


また、受け皿の水もそのままにしておくと虫が寄ってきたり卵を産むため、受け皿に貯まった水はこまめに捨てて虫の発生を防ぎましょう。

4-2. 虫が付きにくい植物を選ぶ

虫が付きにくい植物を選ぶことも対策として考えられます。

ガジュマルやサンスベリア、ペパーミント、キンセンカ(カレンデュラ、ポットマリーゴールド)、レモングラスなどがお勧めです。

4-3. 卵を見つけたらすぐに取り除く

虫は葉の裏や茎に卵を産みつけます。

こまめに葉の裏をチェックし、見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。

また、虫に食われた部分はすぐに摘み取るようにします。

4-4. 薬剤を使う

虫が付く前に予防ができる市販の園芸用防虫剤もたくさんありますので、1本用意しておくと良いでしょう。

害虫を早く駆除したいからといって何度も薬剤を使ってしまうと植物が枯れてしまうこともあります。

薬は記載されている容量を守って使用するようにしましょう。

5. まとめ

マンションやアパートに住んでいても、ベランダでガーデニングを楽しむことができます。

ガーデニングを始めたいと考えている方、初心者の方はまずは1鉢からスタートしてみてはいかがですか。


生活の中に花やグリーンがあると心が癒されますよね。

ガーデニングライフを始めて自分だけの特別な空間を作ってみましょう。