
アラサーのフリーターは不安だらけ!これからやるべき3つの行動とは?
「既にアラサー。このままフリーターでは将来が不安でたまらない。」
「フリーターから正社員になりたいけど、何から始めたら良いかわからない」
「周りの正社員の友人がまぶしく見える。羨ましくてしょうがない」
20代半ばとなりアラサーの年齢が近くなった途端、焦りと不安を感じるフリーターは多くいることでしょう。
周りの友人たちが社会人として堂々と働く姿と自分を比べてしまったり、将来の自分の姿が見えずに苛立ちを感じるかもしれません。
そこで本記事では、不安を抱えるアラサー・フリーターのためにこれからやるべき行動など、以下の項目から解説していきます。
・フリーターが直面するデメリットとは
・フリーターから就職するために必要なことは?
・不安に感じた今こそ行動しよう!
この記事を最後まで読んでいただけましたら、フリーターから正社員となるためにまず何から始めるべきかが分かりますので、ぜひ参考としてください。
1. フリーターが直面するデメリットとは
ここでは、フリーターが直面するデメリットについて解説していきます。
あわせて、フリーターたちが抱えるリアルな思いも紹介しましょう。
1-1. 30代になると採用してくれる企業が減る
まずは、30代になると採用してくれる企業が大幅に減ります。
企業が30代の求人を出す場合、スキルや経験を求める傾向にあり、未経験を対象とした求人募集は、ゼロでなくてもあまり聞かれません。
現実として、働き手として求められるのは20代がメインで、就職支援のエージェントで探しても対象は29歳以下がほとんどです。
更に、フリーターは「職歴無し」とみなす会社が多いので、30代の求職者は厳しい目で見られがちとなります。
1-2. アルバイトだけでは稼げなくなる
二つ目は、年齢を重ねていくとアルバイトだけでは稼げなくなります。
実は、30代のフリーターの年収は昇給することが少ないため、20代と比べてもほとんど変わることがありません。
以下は厚生労働省による統計調査で、正社員と正社員以外の賃金格差図となります。
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」
上の図から見てわかる通り、同年代の正社員との給与格差が明らかに違っていることがわかるでしょう。
フリーターは昇給も見込めないうえに、ボーナスも出ることがありません。
最初は月収の差が感じられなくても、年数を重ねていくごとに差が出るようになるうえ、自分の生活で手一杯となってしまいます。
1-3. かんたんに解雇されてしまい、安定しない
フリーターは不安定な立場の為、解雇もしくは雇い止めにあいやすくなります。
業績が悪くなった企業にとって、真っ先に解雇の対象となるのは、立場的に補償されていないアルバイト・フリーターとなるからです。
業績以外にも、2020年の新型コロナウィルスの拡大などの天災もしくは社会情勢の変化などに振り回される可能性もあります。
また、フリーターでも20代は給与が低めであるのに加えて体力や柔軟性もあるとみなされていますが、30代は無理がきかないこともあり、採用が厳しくなりがちです。
そのため、30代のフリーターは採用確率もどんどん低くなり、雇用が不安定になっていきます。
1-4. 20代、30代のリアルな思い
☆20代後半 正社員雇用に関心を持ち始めるが、転職活動など具体的な事は何もしない 月収はそこまで差はないが、友人たちのボーナスの話がとても気になる 「まだ20代だから」「男は30代が勝負」とまだ余裕があるように自己暗示をかけ続ける クルマなどの大きな買い物をするとき、ローンが通りにくいと気付く ☆30代 バイト先が20代が多くなってきて居づらくなってくる バイトから正社員登用を密かに期待していたのに、店長から「そろそろどこかに就職しないの?」と言われショックを受け退職する 重い腰をあげて正社員を目指して就職活動するが、「10年間職歴無し」とみなされどこも受からない 友人たちは次々と役職に付き、結婚したりマンション買ったりしはじめる。が、式や新居に招待されることは無い 年収で友人たちと150万近くの差がつき、人生に不安を感じる |
2chのコピペ:http://tiebukurojinsei.com/archives/10858
20~30代に絞ったものですが、フィクションとはいえフリーターにはかなり身につまされることでしょう。
また、ツイッターでは、年下の同僚によるいじめのニュースが語られています。
https://twitter.com/news_type_c/status/1461457969107845121
現実に起こっている内容なので、いつか自分の身に降りかかるかもしれません。
2. フリーターから就職するために必要なことは?
ここでは、フリーターから就職するために必要なことは何かを3つに絞って紹介します。
就職活動を有利にするためにぜひ参考としてください。
2-1. 就活のための情報収集をする
まずは、就活のための情報収集から始めましょう。
求められている人材がどのようなものか、アルバイトを含め自分が関わってきた業界の事情などを知ることが、就職活動を成功させるカギとなります。
情報収集においては以下の3つを意識してみましょう。
・未経験からチャレンジしやすい業界・職種
・現在の職場から正社員になれるかどうか
・人手不足の業界や職種、会社はどのようなところか
やみくもに「正社員」の言葉で会社を決めるのではなく、どんな業界があって何を求められているかの情報を集めることが、就活成功への近道となります。
2-2. エージェントに登録
次に必要なことは、就職支援のエージェントに登録することです。
就職エージェントは、大手企業を含めた求人件数が多数あるうえに、専任のキャリアアドバイザーがいて、手厚いサポートを行ってもらえます。
エージェントのメリットは以下の支援を無料で受けることが可能なことです。
・応募書類の作成
・面接対策
・自己分析
・企業分析
他にも、就職活動を行う際に直面した困りごとや悩みの相談も行ってもらえます。
フリーターやニート向けの支援サービスのある就職エージェントも多くあるので、まずはそちらを探してみると良いでしょう。
できれば一つに絞らずに、3つほど登録する事をおすすめします。
2-3. 必要に応じて資格を取得する
必要に応じて、資格を取得することも考えておきましょう。
自分の希望する業界や会社を見つけた場合で、資格が必要であれば取得しなくてはなりません。
アルバイト経験だけでは、職歴無しとみなされてしまうので不足分を補う必要があります。
例として、次の資格を挙げましょう。
・運転免許:職種で営業を希望する場合は車の運転ができると重宝される
・ITパスポート、基本情報技術者:IT業界であれば、関連した資格があると有利
・MOS資格:事務仕事であれば、パソコンスキルを身につけなくてはいけない。
就職エージェントで推奨していたり、提携のスクールに安価で通えたりするので利用できるようなら活用していきましょう。
また、資格取得であればハローワークも実施しており、コースの中には授業料や入学金がほぼ無料で受けられるものがあります。
受けられる条件があるので、もし興味があれば問い合わせしてみましょう。
3. 不安に感じた今こそ行動しよう!
フリーターとしての今の自分に不安を感じているのなら、まずは就職に向けて行動を起こしましょう。
就職活動において、20代は大きな武器となります。なぜなら、活動している自分にも企業側にも大きなメリットがあるからです。
活動している側のメリット
・大手を含めた求職情報がたくさんある:
20代は求人件数が数多くあり、未経験OKも選べます。
募集は29歳までも多くあるので、さまざまな業界に応募することが可能です。
・遅れを取り戻せる:
高校または大学卒業後の5~6年前後の遅れを、企業側はデメリットとみなしてません。
会社側で指導を請け負うので、遅れはすぐに取り返せます。
企業側におけるメリット
・会社への貢献を願って、若手枠を設けている:
会社は今後の成長を見越し、鍛え育て上げることを視野に入れて20代の若手を募集しています。
・柔軟な発想を期待:
雇う側は会社の存続発展を願っているので、若手の柔軟な発想を期待しています。
会社内の凝り固まった観念を打ち破って、新風を吹かせたいと思っているのです。
双方にメリットがあるので、いわばWin-Winの関係になりやすいのです。
そして正社員になるとアルバイトと違い、会社からの保障や給与、有給休暇などがもらえます。
20代は特に手厚い指導を受けられる機会に恵まれているので、大きなチャンスなのです。
20代と30代の差が明らかとなっているので、迷うよりは行動していきましょう。
4. まとめ
ここまで、アラサーのフリーターが抱える不安や現状、これからできることについて解説しました。
この記事で解説した内容は以下の通りです。
・フリーターが直面するデメリットとは
・フリーターから就職するために必要なことは?
・不安に感じた今こそ行動しよう!
フリーターの身で、アラサーが近づいてくると焦りや不安を大きく感じることでしょう。
将来への不安な気持ち、もしくはフリーターから脱して一歩を踏み出したいと思った時がチャンスです。
本記事の通り、サポートしてくれる場所があるので、ためらわずにぜひ行動を起こしましょう。
この記事をきっかけに、就職活動へ一歩踏み出す勇気を持ってもらえれば幸いです。