【悩み相談の副業って?】カウンセリング知識がない初心者でもできる?

公開日: 2021/7/23

恋愛や進学、夫婦関係、職場の人間関係など、日々生きる中で悩みはつきません。 しかし何かしらの悩みを抱えていても、身近な人には相談しにくいこともあるでしょう。

実は、そんな人の話し相手となってお金を稼げる副業として「悩み相談」の仕事があります。

求められるのは悩みや愚痴の話し相手になることであり、難しい資格やカウンセリングスキルは必要なく、初心者でも始めやすい副業です。

これまで家族や友人に「聞き上手だね」と言われた経験が一度でもあれば、適性がある可能性も高いです。

今回は、悩み相談の副業に使えるサイトや、メリット・デメリットについて詳しく紹介します。

1. 悩み相談のカテゴリとは

悩みというものは千差万別ですが、悩み相談自体を大きく分けると「人生相談」と「専門知識が必要な相談」の2種類があります。

副業にしている人が多いのは前者の「人生相談」で、「とにかく誰かに聞いて欲しい」といった匿名性と聞き手を求めた相談も多いです。

1-1. 人生相談

どうやったら意中の人に振り向いてもらえるのか、このまま今の仕事をしていていいのかなど、恋愛や仕事、人間関係などの相談事は大きく「人生相談」として一括りできます。

正解のない悩み事だからこそ、誰かに相談して客観的に状況を整理してもらうことで、案外すっきりすることが多いです。

また、アドバイスを求めるというよりも、自分の考えていることに対して背中を押して欲しいと考えている人が利用する場合もあります。

雑誌や新聞で著名人が人生相談にのってくれるケースもあれば、悩み相談を受け付けているサイトやアプリに登録して相談するケースもあるようです。

1-2. 専門知識を求める相談

話を聞いてもらうというよりも、困っていることや知りたいことに対して専門的な知識や見方から答えが欲しいと思って相談するケースもあります。

例えば、「新築戸建てにテレビアンテナを立てるべきか」という相談があれば、「立てるべき」「デザインアンテナはどうか」「ドラマだけを見るならアプリで十分」といった答えが考えられるでしょう。

ネットで調べても、自分の状況にぴったりと合った答えを見つけられないこともありますよね。

自分が知識を持たないために困っていることがあるなら、その道に詳しい専門家に聞くのが一番です。

2. 悩み相談や雑談で副業するには?

本当に相談にのるだけで副業ができるのか、疑問に感じる人もいるかもしれませんが、実際に悩み相談や雑談を聞くことでお金を稼いでいる人はすでに多くいます。

聞き上手も立派な特技の一つですから、そのスキルを使って副業を考えてみても良いでしょう。

そこで今回は、悩み相談でお金を稼ぐことのできるアプリやサービスを3つ紹介します。

2-1. ともなや

専用のアプリでIP通話ができて、スマホ1台あれば簡単に利用できるオンライン相談サービスが「ともなや」です。

「共に考え、共に悩む」がコンセプトで、相談者はジェンダーや経歴などから相談相手を検索することができます。

料金は30分650円からで、相談にのった人はその半分の報酬をもらう仕組みです。

相談者からのレビュー数に応じて料金が上がっていくため、日々相談にのっていくことで少しずつ稼ぐお金を増やしていくこともできます。

2-2. ココナラ

CMで知名度も高い「ココナラ」は、自分の趣味や特技などを売り買いできるサービスで、あらゆるカテゴリのスキルが売買されています。

ココナラの「悩み相談・カウンセリング」カテゴリは、「愚痴聞き・話し相手」「家庭・介護の悩み相談」など、人生相談を中心としたスキルが多いです。

電話相談が基本で顔出しの必要もないので、気軽に始めることができるのもいいですね。

まずは、自分ができそうなカテゴリをのぞいてみて、経験や知識がどのように生かせるかを考え、試しにスキルを出品してみましょう。

ちなみに、料金設定は1分あたり100円から200円ほどで設定している出品者が多いです。

2-3. タイムチケット

「タイムチケット」は、自分の時間を売り買いするサービスです。

例えば、売る側であれば「家庭の悩み聞きます」「30分間愚痴を聞きます」など、自分の売り文句と時間・定価を決めて販売します。

ビデオ通話や音声通話ツールを使って、オンラインで対応しているケースが多いです。

必ずしも顔出ししなければいけないわけではありませんが、ランキング上位に食い込んでいる人はほとんどが顔出しで自己紹介をしているので、初心者で始めるのは少しハードルが高いかもしれません。

3. 悩み相談や雑談で稼ぐメリット・デメリット

悩み相談の仕事は、基本的には他人の相談を聞くことが業務の中心であり、特別なスキルや資格を必要としないため、やろうと思えば誰でも簡単に始めることができます。

一方で、他の副業に比べた時にデメリットを感じることがあるのも事実。

メリットとデメリットをそれぞれ確認しておきましょう。

3-1. メリット:専門知識がなくてもOK

普段から恋愛や人間関係の相談などを友人としているような人であれば、悩み相談の仕事を始めるにあたって難しいことは何もありません。

もちろん、カウンセラーなどの資格を持っているなら、相談者に対して強みになることは確かです。

しかし、相談者からの評判が良ければ、自然と相談したい人たちが集まってきます。

「主婦歴が長い人がいい」「遠距離恋愛経験者がいい」など、資格よりむしろそれまでの経歴などから相談の依頼をしてくる人もいるので、自分の経験をうまく役立ててみましょう。

3-2. メリット:在宅でできる

相談を受ける副業は、話を聞ける環境さえあれば良いため、家にいながら仕事ができるという利点もあります。

「子どもが学校に行っている間に家で少し」「仕事から帰ってきて数時間だけ」といった場合でも対応しやすいのがいいですよね。

また、相談者の中には、仕事後や寝る前などの時間帯に利用したいと考えている人もいます。

在宅なら夜の時間帯でも仕事場所や帰り道の心配は要りませんし、顔出しをしないならスッピンや部屋着のままでもいいわけです。

自宅で稼げる仕事をしたいと考えているなら、挑戦するのもいいかもしれませんね。

3-3. デメリット:収入が安定しない

副業をしていく上で気をつけたいのは、必ずしも毎月一定額を稼げるかは分からないということです。

例えば、環境の変化が起こりやすい3月や4月は悩みも生じやすく、人間関係もできていないために相談数も増え、頼られることも多いでしょう。

しかし、熱心に相談してきていた相談者の身近に、何でも話せるような友人ができれば、当然お金を払ってまで相談することは減っていくはずです。

悩み相談はあくまでも受け身の仕事なので、これだけで収入を安定させるのは少し難しいかもしれません。

3-4. デメリット:小さな子どもがいる家庭では難しいことも

仕事後や子どもが学校に行っている間の時間を有効活用できるといいですが、子どもが小さいとそうもいきませんよね。

相談を受ける時間の直前にぐずり始めるなど、何かしらのハプニングが起こるものです。

相談者からしてみればお金を払っているのですから、相談中に泣き声が聞こえてきたり、子どもを世話するために途中で離脱されたりしてしまっては困ります。

静かな環境で落ち着いて話を聞くなら、子どもを保育園に預けている間など、相談者としっかり向き合える時間帯に仕事をするようにしましょう。

4. まとめ

悩み相談に関して、副業やメリット・デメリットを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

単に話を聞いてほしい人もいれば、人生の分岐点にいてどの選択肢を掴むべきか悩んで相談してくる人もいて、相談事の内容は気軽なものから重いものまで様々です。

悩み相談の副業は、特別な資格やスキルが必要なく、在宅でも仕事ができるという点では手軽ですが、相談者の思いを汲み取って、状況に応じた返答ができるかは手腕が大きく問われます。

とは言え、最初から柔軟な対応ができる人はほとんどいませんし、初心者だからこそ相談しやすいと感じる人もいるはずです。

まずは副業がてら試しに始めて、自分の経験や知識をフル活用していきましょう。