アットホームな職場=ブラック企業というのは本当か?転職の見極めポイントを3選にまとめてご紹介!

公開日: 2022/12/30
給与面や労働環境の向上のため転職したい・土日休みやすい会社に入社したいなど ライフステージの変化に応じ、転職を考える方はいらっしゃるのではないでしょうか?

1日の大半は職場で過ごす事になるため

「転職するなら人間関係が良好な所が良い」「アットホームな職場希望」

など、転職先において人間関係を重要視している方も多いようです。

しかし、求人情報サイトで、アットホームを売りにしている会社は 仲間意識の押し付けや、人間関係しかアピールポイントしかないという情報もあり 「実際はブラック企業なのではないか?」と不安な声もあります。

そこで今回は「ブラック企業だけは絶対に避けたい」という方のため

・求人情報から分かるブラック企業の見極め方

・口コミサイトなど求人情報以外でチェックすべき情報減

・会社の状況を知る事が出来る逆質問の仕方



といった、転職活動をするにあたって見極めるべきポイントを3点に絞ってご紹介します!

是非最後までご覧下さい。

1. 求人情報からブラック企業を見極める

そもそもブラック企業とは 「過剰労働・割に合わない給与や勤務時間・パワハラ」 などが挙げられます。

求人情報には基本的に応募者にとってメリットのある事しか書かれていない為 本当にブラックかどうか見極めるには、以下の3点を慎重に見る必要があります。


応募条件が緩すぎる会社

未経験者歓迎・無資格可能な会社など、応募条件をすごく緩くしている会社は 人材に困っているため 「誰でも良いのですぐに来てほしい」 といった理由で、応募条件のハードルを下げている可能性があります。

「焦って緩い会社に入社したらブラックだった」というのは、結構ありがちです。

別サイトで、実際に働いている方の口コミや、離職率などもチェックしてみる事をお勧めします。


給料や手当が良すぎる

給料が安すぎるのも問題ですが、逆に良すぎるのも警戒すべきポイントです。

給料が良好に見えても、超過勤務した場合の給料を提示している可能性があるからです。

「給与20万から50万」「給与最低30万以上」 などといった、給与の範囲が異様に広かったり、「以上」などといった曖昧な書き方をしている場合は要注意。

給料欄が怪しいと思った場合は、同業界の会社と給与を比較したり、 記載されている数字に、固定残業代や、業績給が含まれていないか確認しましょう。


頻繁に人材を募集している

求人票をチェックしていると、頻繁に求人を掲載している会社を見かけると思います。

結論から言うと、長期間求人が出ている会社は怪しいと思った方が良いでしょう。

理由は、応募人数と、同じくらいのペースで、従業員が退職している可能性があるからです。

「ノルマが厳しい」「研修内容が充実していない」「過酷な労働環境」 など人が続かないような理由があったり、大量に新人を採用し、ふるいにかける扱いをする会社だった、という例もあります。

頻繁に人材を募集しているような会社に応募する際は 人材育成はしっかりしているか・ノルマの有無や実態・求人要綱と現場の情報の違いはあるかなど もチェックするようにしましょう。

2. 口コミサイトで従業員の声を見る

口コミサイトは非常に有力な情報源です。

求人情報と違い、実際に勤務している・勤務していた人の実態をここで知る事ができます。

労働環境や残業の実態などリアルな声を知れる

求人サイトと違い、ここでは、社内の雰囲気・会社の安定性・教育の内容・給与やボーナスの満足度など 会社関係者にしか分からないような、リアルな情報を仕入れる事ができます。

ただ、退職した人など、様々な人が書いた口コミがある場所なので、 退職理由などマイナスな情報を見てしまう可能性もあります。



良い風に言えば、現場の本音の声を聞く事ができるとも言えます。 それらを知ったうえで、応募する覚悟ができるような会社か、見極める事もできますし 会社の雰囲気なども具体的にイメージしやすくなるでしょう。


「就職四季報」で離職率や勤続年数もチェックするのもおすすめ

就職四季報も重要な情報源です。

就職四季報では「採用者数」「3年後離職率」「平均年収」など 求人情報媒体には載っていないような、会社の具体的なデータを見る事ができます。

とくに「離職率」【離職者数」はブラック企業かどうかを見極められる重要な情報になります。

数々のデーターをチェックする事で、人事の動きや昇給やボーナスの変動といった 状況を計る事ができます。

ただ、四季報に載っているのは過去のデーターが載っている事も多いので、会社のサイトや、転職サイトなどの情報とあわせて見る事をお勧めします。

3. 面接の逆質問で会社の雰囲気を見極める

求人サイトやクチコミサイトを見る以外でも、ブラック企業かどうか見極める方法はあります。

その方法は面接時の逆質問です。

具体的な質問は以下の2つです。


仕事上のフォロー体制や協力姿勢について聞く

面接でフォロー体制や協力姿勢について聞いてみるのも、ブラック企業かどうかを計る、貴重な手がかりになります。

なぜかというと、ブラック企業は、フォロー無しでいきなり現場に配属したり 過酷な労働環境がゆえ誰も余裕が無く新人を十分に指導できていない、という理由で 新入社員が雑に教育されている事も多いのです。

例をあげるなら

「入社時は、どのような指導をしていただけるのか。」

「研修はあるか・いきなり現場に慣れるスタイルか」

など新入社員へのフォロー体制について、ストレートに聞いてみても良いかもしれません。 


この質問について曖昧な返答や、ざっくりとした答えしか返って来ないようであれば この会社はブラックだと思った方が良いかも知れません。


社員同士のコミュニケーションのとり方について聞く

会社の雰囲気を、さらに深く知りたい方は 社員同士はどのようにコミュニケーションを取っているかなど、アイスブレイクも兼ね、質問すると良いかもしれません。

アットホームな職場というのは社員同士の人間関係が良好ですよ、という風に見せかけ実は 社員の人間関係が仲良過ぎて新入社員が馴染みにくい状況だったり ブラック企業ゆえ勤務時間が長すぎて、社員同士で過ごす時間が過多な状況をアットホームと表現している可能性があるのです。

「お昼休憩や、残業時間は、どんな雰囲気か」

「社員同士の勉強会やミーティングはどのくらいの頻度であるか」

この質問も、ストレートに会社の雰囲気が分かるかと思います。


面接官が、採用後直属の上司になる予定の方でしたら 尚更現場の雰囲気を知っている方なので、ある程度は教えてくれるでしょうし、一緒に働く人たちの人柄や雰囲気も掴みやすくなります。

余談ですが、そこで働く社員のSNSなど探して見てみるのも、社員同士との付き合いを知る手がかりになる事もあります。

ブラック企業を避けるのももちろんですが、転職で人間関係を失敗したくない方のためにも 是非そこもチェックしてみても良いかもしれませんね。

4. まとめ


以上、転職におけるアットホームな職場の探し方・重要なチェックポイント・面接の逆質問方法 について紹介していきました。

まとめると以下の通りです!

・ブラック企業を見極めるなら、まずは求人情報を慎重にチェックのが大事「応募条件が緩すぎる」「給与が高過ぎる」「頻繁に人が辞めている」といった企業は怪しいと考えましょう

・口コミサイトで従業員のリアルな声もブラック企業か知る手がかりに。社内の雰囲気や給与の満足度など、リアルな情報を得る事で会社のイメージをしやすくなります

・ブラック企業か、さらに見極めるには、面接等の逆質問も重要。フォロー体制や社員同士のコミュニケーションについても聞いてみましょう



との事でした。

「うっかり、入社してみたらブラック企業だった」

なんて事がないよう、応募の段階で慎重に情報を集め、見極める参考になればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。