
【必見】動画配信の始め方!テーマが決まらない時に確認するべきポイントって?
時代の波にのって自分も動画配信を始めてみたいと考えている人は多いと思います。
しかし動画配信で収益化を図るには、視聴者を意識しファンを作っていく必要があり、視聴者が配信を楽しみにできるようなコンテンツを作り、スピード感を持って世に出していかなければいけません。
結論から言うと、動画配信をするにあたって重要となるのは、動画の企画と構成です。
撮影や編集のスキルも必要にはなりますが、膨大な動画の中から選んでもらうには、内容に力を入れるべきです。
本記事では、動画配信を始めたい人向けのイロハと、企画や構成をするためのポイント、収益化に向いているテーマについて解説していきます。
1. 動画配信をしたいけど、何から始めればいい?
あなたがもし「今すぐに動画配信を始めてください」と言われたら、どのような準備をするでしょうか。
スマートフォンがあれば映像は撮れますが、何を撮るのか、誰に見てほしいのかといった内容面も決めなければいけません。
そもそもテーマやターゲットが定まらないと、いきなり動画を撮影したところで納得のいくものができず、何度も作り直しになってしまいます。
しかも、初心者ほどこのスパイラルに陥りがちです。 動画配信を始めたい方は、できるだけ次の手順にしたがって作りたい動画を考えていきましょう。
1-1. 企画と構成を決める
まずは、何を動画にするのか方向性を決めていきます。
何となくでも良いので、自分が今やりたいと思っているジャンルやテーマについて、できるだけ具体的に書き出してみてください。
(例)
- YouTuberのように他の人が誰もしないような挑戦している様子を動画にする
- 趣味であるキャンプをしている時のチル感を動画にする
- もっている資格に関する最新情報や問題の解説を動画にする
大枠が決まったら、次は構成です。
だいたい何分程度の動画にするのか、音声は挿入するのか、顔出しはするのか、対話形式なのか一人で淡々と話すのか、どの場面で何の話題を挙げるのかなど、どんどん深堀りしていきます。
出したいテロップや話したいことまで細かく設定していくことで、必要となる動画素材も自然に固まっていくはずです。
軸がブレると動画の撮影や編集の段階で手こずってしまうため、何をどのようにして撮りたいのかをこの段階で明確にしておきましょう。
1-2. 実際に撮影する
次は、書き出した内容をもとに、動画の撮影に挑みます。 内容重視でとりあえず映像があれば良いならスマートフォンでも十分に撮影できます。
ただし、スマートフォンだけでは明るさの調整が難しかったり、音声をしっかり拾えなかったりするので、撮りたい動画の内容に合わせてライトや小型マイク、必要であれば一眼レフなどの装備は準備しておきたいですね。
また、編集段階になって動画素材が足りなくなると、内容が繋がるように撮影するのも大変です。 うまくいかなかったとしても残しておけば、後で素材として使えるかもしれません。
不安な部分があれば何テイクでも撮り直すなど、二度手間にならないように進めていきましょう。
なお、実際に撮影する時は、TPOに合わせた対応を心がけることも大切です。 家の中で撮影するのと、お店や路上で撮影するのとではわけが違います。
お店であれば事前に許可取りが必要ですし、他の人が映り込むと肖像権の問題も絡んでくるので注意してください。
1-3. 動画を編集して公開する
素材が集まれば、あとは編集をするだけです。 スマホに入っている動画編集アプリでも簡単な操作で編集はできます。
iPhoneやiPadなら「iMovie」が、Android製品なら「Quik GoProビデオエディタ」が使いやすく、無料で利用できるのでおすすめです。
もちろん、若者向けであればテンポ感があって画面が次々と切り替わるようなもの、映像をメインにしたものであればフィルターで雰囲気が出せるものなど、ターゲットに合わせて凝った編集も求められます。
本格的に力を入れていくなら、有料ソフトを購入するのも一つの方法です。 操作は少し難しいですが、それだけ編集の引き出しも多くなります。
挿入するテロップは文字の大きさや量、読みやすさにこだわり、BGMや効果音も適所に入れていきましょう。
音源はフリー素材がおすすめですが、著作権侵害などのトラブルにならないよう、作成者の許可をもらった上で使用する配慮も必要です。
公開する前には、法律上の問題はないか、動画を投稿するサイトの規約に違反していないか、視聴者が思わず見てしまうようなサムネイルかなど、チェック項目ごとに必ず確認するようにしてください。
2. 動画配信には企画と構成が重要
多くの人に見てもらえる動画を作るために最も重要なのは、企画と構成です。 構成がないと何を素材にするのか決まらないですし、そもそも企画がなければ構成も十分に考えられません。
企画は動画作りにおいて命のようなものなのです。 一方で、企画と構成を考える過程が一番大変とも言えます。
「〜を検証してみた」「〜の大食いをやってみた」などいくつも案を出しても、すでに同じような動画が存在している可能性は高いです。
そうなると、他の動画と差別化を図るための方策も考えていくことになります。
実際、動画プランナーは常に50個から100個の企画を考え、継続的に動画を投稿するために短時間で構成を練り上げるそうです。
ただ、企画を考えてくださいと言われても、プランナーのように次々とアイディアを出すのはそう簡単なことではないので、普段からアイディアを書き留め、その中身を膨らませる訓練をしておくと、いざという時に役立つことでしょう。
3. 動画配信のための企画・構成のポイント
それでは、動画配信に向けてどのように企画や構成を考えていけばいいのか、要点をステップごとに確認していきましょう。
3-1. 動画の目的を明確にする
一番最初に考えるべきは「何のためにこの動画を作るのか」です。
「簡単にオムライスを作る方法を広めたい」「斬新なメイク方法を見てほしい」など、制作者によって目的は様々あります。
この軸がぶれてしまうと次以降のステップでつまずいてしまうので、なぜこの動画を作ろうと思ったかという理由は突き詰めておくことが大切です。
3-2. ターゲット(ペルソナ)を想定する
目的がはっきりしたら、次は動画を見てほしい人(=ターゲット,ペルソナ)を考えていきます。
先ほどの例でいけば、「料理が上手くなりたい大学生男子」「社会人に成り立てのメイクが苦手な女性」といった感じです。
年齢や趣味、興味や将来への展望などペルソナの状況や考えていることを掘り下げながら設定していくと、動画の方向性も自然と定まってくるはずです。
3-3. 配信サイトを決める
YouTubeやスキルシェアサイトなどは横長の動画が中心ですが、TikTokやsmash.のように縦長の動画を扱っているところもあります。
つまり、どの配信サイトを利用するかによって動画の作り方や見せ方が違うのです。
例えば、配信サイトを利用するユーザーの年齢層が10代であれば、ビジネススキルを解説していくような動画よりも、チャレンジングで面白さを追求したものが好まれます。
また、配信サイトごとに投稿できる動画の尺が決められていたり、短い方が見られやすかったりと傾向もバラバラです。
どんな動画がどの配信サイトにあれば見たくなるのか、利用者の立場になって一度は考えておきたいですね。
3-4. 動画スタイルを決める
どのような方向性の動画にするかを考えることも大切です。
例えば、顔を出してトークを中心に進めるものもあれば、日常生活を映すような「Vlog」(ブイログ)、キャラクターになって出演できる「Vtuber」を使った動画もあります。
同じテーマの動画を作るとしても、動画のスタイルによって撮る映像、音楽、トーク内容もまるっきり異なるのです。
自分の目指すのと似たテイストの動画をいくつか集めて、方向性を定める参考にすると良いでしょう。
4. 収益につながりやすいテーマとは
動画配信に慣れてきたら、次にトライしたいのは投稿する動画による収益化です。
ただし、どのような動画でも収益化できるかと言われるとそうではありません。
動画サイトからコンテンツの限定販売などをしない限り、動画配信だけで収益化するなら、とにかく視聴回数を稼ぐしかないからです。
つまり、ほとんど誰にも見てもらえないような動画で収益化するのは難しく、多くの人に見てもらえるような動画を作る必要があります。
収益を出しやすいテーマはある程度決まっているので、以下で紹介するテーマを参考にして動画作りを進めてみてください。
4-1. 商品紹介
どの分野にしろ、実際に購入した商品の使い勝手や特徴などを分かりやすく解説してくれる動画は非常に人気があります。
静止画や公式サイトよりも、実際に使っている人の声をユーザーが求めているからです。
例えば、Appleの新作iPadやAir Podsを手に入れた人は、使用感をいち早く解説動画を上げていました。
ただし、既存商品の紹介はすでに多くの動画が出回っていていますし、新商品でも話題性のあるものは1秒でも早く配信しないと、ライバルに先を越されてしまいます。
最初はニッチな商品から始めてみて、リピーターになってくれるファンを少しずつ獲得していくと良いでしょう。
4-2. スキルやノウハウを解説
必ずしも顔出しをせずとも、人気のある動画はたくさんあります。
「パソコンの画面と声だけ」でひたすら簿記について解説しているものもあれば、魚の捌き方を「手元だけ」で紹介しているものまで種類も豊富です。
昨今は資格の取得を目指す人や新しく趣味を始めたい人が増えているので、解説や紹介ができるスキル・ノウハウを持っているなら挑戦してみてもいいかもしれませんね。
4-3. トレンド配信
世間を賑わせている時事問題や、若者に人気のある最新メイク術など、とにかく今ホットな情報を発信する動画も一時的に視聴回数が伸びやすいテーマです。
ニュースアプリやテレビ番組にも取り上げられやすく、短期間で高い成果を残すことができます。
一方で、トレンドが新しいものへ移り変わっていくと一気に古いものへとなってしまうため、ファンを増やしていく場合は、継続的に最新情報を発信していく必要があります。
4-4. 悩み解決
「ワイシャツを綺麗にアイロンする方法」や「転職活動の進め方」など、ユーザーの悩みに寄りそったような内容を中心に動画を作っていく方法も一つです。
その動画の内容が的確で悩みが解消された時には「また次も何かあったらこの動画を見よう」という気持ちになり、自然とファンも増えていきます。
切り口に悩んだら、まずは自分が悩んでいることを基準にして考えてみると案外たくさんアイディアが出てくるのでおすすめです。
5. まとめ
動画配信はやる気だけがあっても、内容や目的が伴っていなければ投稿も続かず、視聴回数やファンを増やすことは難しいです。
だからこそ、動画を作りたいという情熱を持っているうちに、実際に動画を撮影するための下準備として企画や構成を丁寧に考えておく必要があります。
動画配信に向けた軸と、その準備に関するポイントさえおさえておけば、納得のいく仕上がりになるはずです。
少しずつ視聴回数が伸びてきたら、収益化を見据えてよりテーマを絞りながら制作していけるといいですね。