転職することを上司に言えないけど言いたい!また退職後に転職先が決まってなく不安な時の対処法は?

公開日: 2022/8/26
今勤めている会社でもらっている給料や労働環境、休日出勤に対する不満など、さまざまな理由で、転職を考えている方は多いですが、なかなか上司に退職することを伝えられずに、悩んでいる方も多いです。

しかし、退職する年齢が遅くなってしまうほど、再就職や転職が難しく、今勤めている会社を退職しにくくなってしまいます。

また、最終的には退職することを上司に伝えなければいけないので、伝えるのを先伸ばすほど、言いづらくなってしまいます。

そこで今回は、転職の報告を上司に伝える時の注意点や転職活動の始め方、転職先が決まってない状態で退職する方法について紹介します。

1. 転職の報告は、転職先が決まってからがベスト!


退職して転職することを上司に伝える時は、転職を考えている状態や転職活動をしている段階ではなく、転職先が決まってからがベストです。

転職先が決まっていない状態で退職の報告をすると、2つデメリットがあります。

まず最初に、その2つのデメリットを紹介します。

1-1. 引き留められたときに心がゆらぎやすい

退職の報告を上司にしてスムーズに退職が決まれば問題ありませんが、場合によっては給料アップや部署移動などの提案をされたりして、引き留められる可能性もあります。

そうなった場合に、転職先が決まっていないと、心が揺らぎやすく退職を辞退して提案に乗っかってしまいやすくなります。

さらに、一度好条件の提案を飲んでしまうと、次に退職しにくくなってしまうので、今勤めている会社が今以上に退職しにくくなってしまいます。

今の会社と問題なく円満退社するためには、どれだけ好条件な提案をされても断ることが大切ですが、多くの方がそこで退職を断念して会社に止まってしまいます。

そのため、引き留められても揺るがない気持ちがない限りは、転職先が決まるまで退職の報告を上司にしないでおきましょう。

1-2. 退職日が明確にならないと、引継ぎや後任選定がしにくい

転職先が決まって次の入社日も明確に決まっている状態だと、退職日を明確に上司に報告することができます。

また、退職日が明確に決まっていることで、引継ぎや後任選定などがスムーズにでき、会社側にも負担がかかりにくくなります。

さらに、退職日をはっきりと報告することで、上司に退職や転職に対する強い意思表示ができるので、退職を引き留められにくくなります。

実際に引き留められてしまった場合でも、転職先が決まっていることが大きな理由になるので、どんな提案をされても心が揺らぎにくいです。

そのため、退職日を明確にするためにも、転職先が決まった段階で、上司に退職の報告を行いましょう。

2. 会社に所属しながら転職活動をするのがオススメ


今の会社を退職した後からではなく、会社に所属している状態でも転職活動を行うことは可能です。

また、会社に所属しながら転職活動を行うことによって、退職してからスムーズに次の職場に移ることも可能です。

続いては、会社に所属しながら転職活動をする効果的な方法について2つ紹介します。

2-1. 有給やオンライン面接を利用して選考に挑もう

フルタイムで会社勤務を行なっていると、なかなか転職活動に時間を使うことが難しいですが、有給休暇を利用して時間を確保したり、オンライン面接で移動時間を短縮するなどの工夫は可能です。

さらに、休日や仕事が終わってからの時間は、体を休めることも大切ですが、面接の練習や関心のある業界や企業のリサーチ、資格取得やスキルアップなどに積極的に時間を使うと効果的に転職活動が進みます。

また、最近では、休日に対応している企業や完全オンライン対応の企業も多くなってきているので、仕事が忙しい方でも気軽に転職活動が行えます。

そのため、今できることを考えて少しずつ行動しましょう。

2-2. 転職エージェントを活用することで効率アップ

転職エージェントは、利用している方や募集している企業が多く、細かい条件や設定を行うことができるので、自分に合った転職先を見つけやすいです。

さらに、複数の転職エージェントサイトに登録することもできるので、より多くの企業を視野に入れることができ、自宅やスキマ時間に気軽に調べられるので、効率的に転職活動を行えます。

そのため、働きながら転職活動を行う場合は、転職エージェントを利用してみることをおすすめします。

また、最低でも2つ以上の転職エージェントに登録しておくと、自分に合った転職先を見つけやすいです。

3. 転職先は決まっていないけど退職したい場合は?


転職先はまだ決まっていないけど、退職して転職を考えている場合は、どのように上司に報告すればいいのでしょうか。

また、転職先が決まっていない状態では、退職の報告をしても引き留められてしまう可能性も十分にあります。

続いては、転職先は決まっていないけど退職したい場合の効果的な方法について2つ紹介します。

3-1. 引き留められて揺らがないように、固い意志を持つ

上司に退職の報告をした時に、「給料を上げる」「部署を自由に決めていい」「休暇を増やす」などのさまざまな好条件な提案をされる場合があります。

また、1度それらの提案を断っても、別の提案をされることもあります。

そういった場合に、その条件に乗ってしまいそうになってもしっかりと、退職に対する強い意志を示して断れるだけの固い意志を持ちましょう。

転職先が決まっていないと、「転職活動をするよりも気楽かもしれない」と、気持ちが変わりやすいので、本当に退職したいと思っている場合は、十分に注意しましょう。

3-2. 現在所属している会社ではできないことがやりたいとアピール

今勤めている会社の設備や予算ではできないことや今の会社とは全く別の業界・事業内容などを伝えて、それを叶えるためには今の会社では不可能であることを伝えるのも効果的です。

退職を引き留められる時によく出される提案は、労働環境や不満の改善には効果的ですが、夢の実現には向かないものが多いです。

そのため、どうしても今の会社では実現不可能な夢や目的を追いかけていることを上司が知れば、転職先が決まっていない状態でも、効果的に退職ができます。

また、会社に対する不満などではなく、ポジティブな理由での退職を希望しているので、上司や会社との関係が崩れにくく円満退社できる可能性も高いです。

そのため、転職先が決まっていない状態で退職することを上司に報告する場合は、今の環境では実現不可能であることをはっきりと伝えることをおすすめします。

4. まとめ


転職は、労働環境改善や給料アップ、スキルアップなどのポジティブな目標を達成するために、とても効果的な行動です。

また、実際に転職をしたことで、仕事に対する満足度ややる気も高まった方も多く、最近では多くの方が複数回転職活動を行っています。

しかし、お世話になった会社の上司に転職することを伝えるには勇気がいるので、なかなか言い出しづらいです。

そのため、これから転職するために今勤めている会社を退職しようと思っている方は、ぜひ今回の記事を参考に、上司に報告してみることをおすすめします。