転職することを上司に言いたいけど言えない!転職することを上司に伝えるタイミングとは?

公開日: 2022/5/27
今勤めている会社から転職して、スキルアップや収入アップ、労働環境の改善を目指している方は多いです。

また、転職を何度か行い自分に合った会社を見つけることもあるので、転職はとても大切な行動の1つです。

しかし、実際に今の会社を退職して転職することをなかなか上司に言えず、悩んでいる方も多く、転職するタイミングが掴めない方もいます。

そこで今回は、転職することを上司に言いたいけど言えない方のために、転職を上司につたえるタイミングや注意点、方法について紹介します。

1. 退職を伝えるタイミングはいつ?


転職や退職を上司に伝えるタイミングは、いつが最適なのでしょうか。

また、効果的に上司に退職することを受け入れてもらうためには、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか。

まず最初に、転職や退職を伝えるタイミングを2つ紹介します。

1-1. 退職日よりも1〜2ヶ月前がベスト

退職を考えている日時を決めて、そこから約1〜2ヶ月前までに上司に退職することを伝えるのが効果的なタイミングになります。

1週間前や前日などに突然、上司に退職することを伝えても、進行中の業務や引き継ぎ業務、手続きなどの関係で断られてしまう可能性がとても高いです。

また、会社にも大きな迷惑をかけてしまうので、できるだけ避けましょう。

そのため、退職日よりも1〜2ヶ月前がベストです。

1-2. 誰よりも先に直属の上司に伝えよう

退職することが決まったら、誰よりも先に直属の上司に伝えましょう。

普段、報告や連絡の義務があったり、仕事の指示をもらったりしている相手なので、退職などの重要な連絡は、最初にする必要があります。

また、直属の上司を超えて、事業部門や人事部門のトップに先に報告してしまうと、上司の立場を悪くさせてしまったり、円満退社しにくくなってしまうので、注意が必要です。

そのため、直属の上司に伝えるまでは、同僚や他の上司に退職することを話すのも控えておきましょう。

2. 転職や退職を切り出す際の注意点


転職や退職を切り出す際に、そのまま思っていることや退職理由を伝えてしまうと、円満退社できずに上司との関係が悪くなってしまう可能性があります。

また、退職にあたって理由はとても大切になります。

そのため、転職や退職を切り出す際は、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

続いては、上司に退職や転職することを伝える際の注意点を3つ紹介します。

2-1. 退職日を明確に伝える

転職や退職を切り出す時は、必ず退職日を曖昧にせず明確に伝えましょう。

退職日をはっきりと伝えておくことで、会社側も退職に向けての手続きや引き継ぎ業務などを行いやすくなります。

また、退職日を曖昧にしてしまうと、退職が長引いてしまい、そのまま話が流れる可能性もあります。

そのため、転職や退職をする場合は、上司に退職日を明確に伝えましょう。

2-2. 退職理由は引き留められにくいものにする

退職の理由を正確に伝える義務はありませんので、「一新場の都合」と伝えても問題ありませんが、お世話になった上司や会社には、できるだけ工夫して伝えることが大切です。

しかし、退職理由によっては、部署の移動や給料アップなどの提案をされて引き留められてしまう可能性もあるので、引き留められにくい退職理由を伝えましょう。

家族の事情や心身の健康問題、スキルアップなどの理由を伝えた場合、ほとんどの会社は引き止めることをしないので、効果的な理由になります。

どうしても引き留められてしまう場合は、しっかりと自分の意思を貫いて納得してもらうまで話し合いましょう。

2-3. 「転職する」という強い意志を固める

退職理由が転職の場合は、「転職する」という強い意志を固めて、はっきりと上司に伝えましょう。

転職をしてスキルアップや自分のやりたい夢を追いかけるなどのポジティブな理由では、上司も前向きに応援してくれたり、引き止めにあう可能性も低くなります。

また、実際に転職活動を行なっていることを伝えて、本気で転職してキャリアアップを目指していることをアピールすることで、会社とも円満に退社しやすくなります。

そのため、転職する気持ちは曖昧にせず、はっきりと強い気持ちで伝えましょう。

3. 上司に退職を伝えるステップ


上司に退職することを伝える場合、突然切り出してもうまくいかず、円満退社することができなくなってしまうことがあり得ます。

また、社員の退職は、上司や会社も事前に準備しなければいけないことも多いので、伝える手順が大切です。

続いては、上司に退職を伝えるステップを順番に3つ紹介します。

3-1. 1.口頭もしくはメールで、時間をとってもらうようお願いする

上司に突然、会社を退職することを伝えてしまうと、混乱を招いてしまったり、対応しきれない場合があるので、事前に口頭もしくはメールで時間をとってもらうようお願いしましょう。

そして、業務終了後などに二人きりでしっかりと伝えられる状態で退職することを伝えます。

また、時間をとってもらうことをお願いする時に、退職についての話がしたいと伝えると、時間をとってもらいやすくなるので、効果的です。

しかし、言いづらい場合は、大切な話があるとだけ伝えても問題ありません。

3-2. 2.退職したい旨と時期を伝える

上司に時間をとってもらえたら、退職したいということと、退職する時期を伝えましょう。

退職する日時が決まっている場合は、はっきりと伝えて、決まっていない場合は、何月に退職するのか、など、できるだけ具体的な時期を伝えましょう。

また、退職する理由によっては、引き留められる可能性も十分にあるので、そうならないように引き留められにくい理由や転職に対する強い意識を示すことをおすすめします。

そのため、できるだけ退職日や退職理由ははっきりと決めておきましょう。

3-3. 3.引継ぎ内容を確認する

上司に退職することを伝え終えたら、自分が担当している業務や管理しているツール操作など、退職にあたって引き継ぐ内容を確認しましょう。

引き継ぎ業務が完了していない状態で、会社を退職してしまうと会社の業務に大きな影響を与えてしまうので、十分に注意が必要です。

また、上司が把握しきれていない引き継ぎ内容もある場合があるので、しっかりと自分で同僚や後輩に確認することが大切です。

しかし、引き継ぐ必要のない場合や引き継ぎが必要のない業務は、何もしなくても問題ありません。

4. まとめ


最近では多くの方が転職を行っており、キャリアアップやスキルアップを目指しています。

今勤めている会社を退職して転職することは、決して悪いことではなく、ポジティブなことで、必ずしも同じ会社に勤め続けなければいけないことはありません。

しかし、転職を考えている多くの方が、今勤めている会社を退職して転職することを上司に言い出せずに悩んでいます。

退職や転職は、伝えるタイミングや注意しなければいけないこともあるので、これから転職を考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にして上司に退職や転職することを伝えてみることをおすすめします。