転売・せどりは儲かる?メリットやデメリット稼ぎ方も徹底解説

公開日: 2021/12/24

「転売・せどり」と言った言葉を聞いたことがありますか。

「せどり」とは「転売」と同じ意味で、インターネットやリサイクルショップで仕入れた商品を売って、その差額を得るビジネスのことです。

インターネットの普及により「せどり」は簡単に始められるようになりました。

本記事では「転売・せどり」のメリットやデメリット、始め方から注意点まで詳しく解説します。

1. 転売・せどりとは


せどりとは、同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ることです。

または、それを業とする人のことを指します。


もともとは古本用語で「掘り出し物を第三者に売って利益を得る」商行為を指す言葉で、漢字で書くと「競取り」と書きます。


せどりは古本の転売を意味する言葉で、儲けるためには相場や売れ筋、商品に関する知識が必要とされました。

希少価値があり、高額で売れる可能性のある古本を探すのが、かつてのせどりの仕事内容だったのです。


しかし、インターネットの普及で、店舗を回って商品を探すせどりは減少。古本以外の商品の売買にも、せどりと言う言葉が使われるようになりました。

インターネットの普及で、せどりを始めるのが簡単になったのです。

インターネットで商品の相場や情報が手に入りやすくなり、通販サイトで商品を仕入れられるようになったからです。

2. 転売・せどりをするメリットとは


簡単に情報が手に入り、商品も簡単に仕入れられると、せどりを始めたくなりますね。

転売・せどりのメリットは以下の通りです。

  • 手軽に自由に始められる
  • 早く収益化できる
  • 大きな資金を調達しなくてもよい


それぞれ詳しく解説します。

2-1. 手軽に自由に始められる

せどりをする最大のメリットは、自宅や仕事の合間に手軽にできることです。


たとえば、事務職に必要なスキルを身に着けるには、エクセルや、簿記の資格を取る必要があります。

一方で、せどりを始める場合は、特別なスキルは必要ありません。

そのため、初心者でもスマホとパソコンさえあれば、簡単に始められます。

2-2. 早く収益化できる

せどりは収益化までが早いです。なぜなら、商品を安く仕入れて、高く売るだけで収益化できるからです。

商品を安く仕入れ、高値で売ると差額分の収益が手に入ります。せどりを始めた月に商品が売れると、初月から収益化も可能です。

もちろん、利益の出る商品はすぐには見つからないため、商品を積極的に売買する行動力が必要です。


さらに、商品の相場や流行りといった情報を収集する能力も必要でしょう。


とはいえ、せどりは即金性が高く、比較的に早い段階で収益化しやすいビジネスであることは確かなのです。

2-3. 大きな資金を調達しなくてもよい

せどりは大きな資金を必要としないのも魅力。

仕入れに必要な初期費用は必要ですが、最小限の仕入れからでも始められます。


販売業として店舗を開く場合は、店舗の賃貸料や人件費、光熱費などがかかります。

しかし、せどりの場合は店舗も人件費も不要です。

とはいえ、せどりといえども、全く資金ゼロの状態から始められるわけでもありません。では、最低どれくらいの資金が必要なのでしょうか。


結論から言えば、1000円からでも始められます。1000円で、1冊100円の古本を10冊仕入れられます。

仮にすべての古本を、1冊1000円で転売したとすると転売サイトの手数料を差し引いても、約3500円の利益を得られます。

1万円の仕入れで3万5000円の利益が得られると、副業としては満足なのではないでしょうか。

3. 転売・せどりのデメリットとは


せどりにはメリットが多いことも事実ですが、デメリットもあります。

転売・せどりのデメリットは以下の通りです。

  • 商品を保管するスペースの確保
  • 梱包や出荷の手間がかかる


それぞれ詳しく解説します

3-1. 商品を保管するスペースの確保

せどりで売り上げを増やすには、ある程度の在庫が必要です。したがって商品を保管するスペースを確保しなければなりません。

化粧品のようなコスメはスペースを必要としませんが、家電などの大きいものは利益が大きいものの、保管スペースを確保する必要があります。

自宅にスペースがない場合はレンタルスペースを借りるといいでしょう。

3-2. 梱包や出荷の手間がかかる

商品の梱包や発送は慣れていないと時間のかかる作業になります。

そのために、面倒に感じる人も多いようです。

しかし、それらを代行する有料サービスもありますので検討するのもおすすめ。

4. 転売、せどりを行う際に気を付けること


せどりは基本的には自由度の高いビジネスですが、取り扱う商品やジャンル、新品か中古品かによって違法になる可能性があります。

注意しなければいけないのは次の通りです。


  • 販売が許可されていないものがある
  • 古物商の資格が必要 それぞれ詳しく解説します。

4-1. 販売が許可されていないものがある

基本的には自分で作ったもの、押し入れに眠っていた不要品、ただでもらったもの、また、ネットショップや小売業者から入手した商品は販売できます。

取り扱ってはいけないものは 違法な薬物・危険物・爆発物・偽ブランド品・著作権侵害品・薬品類・お酒などアルコール類・チケット・盗品・銃火器などです。

法律で禁止されているものは取り扱ってはいけません。

4-2. 古物商の資格が必要

新品だけを取り扱うのであれば古物商の資格をとる必要はありませんが、中古品を扱う可能性がある場合は取得しておくのがおすすめです。


古物と言うとつぼや掛け軸と言った骨董品をイメージするかもしれませんが、アンティーク品や古着、古本はもちろん新品も未開封のものでも、入手方法によっては「古物」に該当することがあります。

自分で使ったりするのではなく、転売目的で中古品を買った場合は「古物」になります。


初心者でも古物商許可証は間違いなく必要になるので取得した方がいいでしょう。

4-3. 転売・せどりで利益を得るためには


それではどんな商品を仕入れて売ればいいのでしょうか。

具体的には以下の通りです。

  • レアな商品を取り扱う
  • 季節や地域性を加味して商品を選ぶ
  • トレンドを把握しておく

それぞれ詳しく解説します。

4-4. レアな商品を取り扱う

「コスメ・香水」はサイズが小さく管理しやすい商品です。

ドラッグストアなどのセールで仕入れて高値で売れば大きな利益が得られます。


また、コスメは固定ファンが多いので限定商品などもねらい目です。

「ゲーム」 ゲームもかさばらず保管しやすい商品です。


販売終了してからプレミアム化するゲームもあるので多くの利益が得られる可能性があります。


「CD・DVD」 こちらも保管場所は気にしなくていいでしょう。


中古品でも比較的状態のいいものが多いのは魅力です。また、初回限定盤などは高値で売れる場合があります。

4-5. 季節や地域性を加味して商品を選ぶ

季節ならではの商品や地域限定商品なども売りやすい商品の一つです。

例えば、夏だと熱中症対策グッズ・虫よけアイテム・海水浴・プールアイテム。

また、運動会シーズンになると売れるのが、競技中に流れるBGMをまとめたCD。

幼稚園、学校などの団体が多いので、ある程度高値で売れるでしょう。


地域性では各地域でしか手に入らないもの、TVで紹介されたトレンドとか銘菓、工芸品などがおすすめ。

4-6. トレンドを把握しておく

せどりをやるうえで「トレンドを把握する」ことはとても大切です。

リサーチの方法は「テレビコマーシャル」が一番手軽で効果的です。

テレビは多くの人の目に入るメディアなので無視できません。

人気のドラマや映画などで注目されている商品もチェックしましょう。

トレンド品は商品の回転が速く短期間で大きな利益をあげる可能性があります。

5. まとめ

本記事ではOLやサラリーマン、主婦の方が比較的簡単にできるビジネス「転売・せどり」をご紹介しました。

初心者向けに分かりやすく説明しています。


まずは、自分の事情に合わせて最小限の仕入れから始めてみましょう。